064 アスベストスの製法
ギリシア語錬金術文献集成
TLG1379
錬金術断片集
065
錬金術断片
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錬金術断片(Fragmentum alchemicum)(sine titulo〔表題なし〕)
(e. cod. Venet. Marc. 299, fol. 100r)
065 2 282 3t
他の方法で
ある人たちは、アスベストスを等量の水に混ぜて、およそ1刻、活性化し、もとにもどした、その際、マリアの鉛の1日の必要処理(monohvmeron)と称し、ゾーシモスが「ただし、石の有用性だ」と言っているのを見出し、これ〔アスベストス?〕を腐敗化(sh:yiV)とイオス化(i[wsiV)と考えた。それゆえ、デーモクリトスは書いている、「ある人たちは、装置によってイオス化した」と。これを解釈して、ペタシオスは謂っていた、「なぜか? 彼らは装置によって緑青(ijovcalkoV)をつくったのである。そしてこれを取って、吸い上げた水 この中に土状のアスベストスが含まれている に別の水を合一化した。同様にしてこれに等量を加えたのは、哲学者がこう言っているからである、『あなたの背後に明らかにされるもの、つまり、黄金酵母(crusozwmivon) これは黄金華(crusavnqion)〔硫酸塩〕と黄金の殻(crusokogcuvlion)〔被せ金〕のことである の1部分を取れ。すなわち、この同じものを、ヘルメースは多くの名称を持った善きものと謂っていたのだ。さて、この1部分を取って、第一熔錬からできる硫黄の水とコムミを少し加え、対全体をあなたは染めるだろう』。ただし、両方の水には同じ手引きを用いよ。
2009.10.20.
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