キリスト教魔術の祈り

12.
(114)

風と雨とが起こる前兆(Shmei:a oJpovte e[sontai a[nemoi kai; broxaiv.)

　太陽が震えて上昇する場合、群雲が紅く見えると、その日のうちにか、3日間の間かに、雨の前兆である。
　また、太陽が沈むとき、その上に群雲がぼんやりかかっていると、雨の前兆である。
　また、太陽が王支配しているとき、群雲がかかり、太陽の光線を散らすなら、嵐を明らかにする。
　夜星を数多く目にする場合は、心せよ。夜明けに風か雨が起こり、見える星々が散っているのを観察する箇所から、(shkwqh:)な風が起こるだろう。
　観察していると、1日中群雲が湿らせ、毛髪のように散る？場合、雨の前兆である。
　湿り、水滴が落ち、酢水(fou:skai)が素の水となるところを観察したら、たっぷりの猛烈な雨になると知れ。
　？(keriv)が？？？して輪のように曲がっているのを観察したら、南風を伴った雨が降ると知れ。
　鳥類が砂浴びをしているのを観察したら、雨か嵐の<前兆である>。
　(115) 蛙たちがさかんに鳴く場合、汝に雨を明らかにする。
　薄緑色をした蛙が、沼地の草(xortavria)〔複数形〕の上にのぼり、鳴く時は、雨を明らかにする。
　燕たちが水の中でその翼を濡らすときは、雨を明らかにする。
　？(bovdi)が頭をつきあわせて寝むときは、雨を明らかにする。
　？(kourouvna)が樹にとまって囀っているときは、雨を明らかにする。
　汝が目にする場合。雛鳥や雄鶏は鳴いて、雨ないし雪を明らかにする。
　？(kourouvna)が鋸引いているときは、雨を明らかにする。
　汝が観察する場合。大烏や(kaliakou:dai)〔複数形〕が、大きな声で鳴きながら飛んでいるときは、雨を明らかにする。
　汝が注目する場合。？(tzoukavli)や？(eujgavlon)？？？？
　太陽が群雲の中に第2の弓を？？？を汝が目にするとき、雨ないし風を明らかにする。
　汝が夏を見、？？？部分に稲妻が起これば、そこから風を？？？？。
　？？？？？？？？、しかし起これば、風も雨もない。
　汝が尻尾をもった星を見る場合は、おびただしい風に遭遇するがいい。しかし、それらの星が２つないし３つ見えるなら、西の方面、ないし、北の方面でおびただしい水に遭遇するにちがいない。
　汝が見て、冬に雷が鳴れば、たちまちおびただしい雨が続く。
　(116) 汝が見る場合。蟻がその巣穴から、その？(aujgav)とその食糧を外に運び出せば、雨を明らかにする、あるいは、見ていて、急いでいるなら、嵐を明らかにする。
　豚が、乾燥した沼地の草とか？(tzavgga)を口で噛んでいるのを目にしたら、嵐を明らかにする。
　雄の小鴨がその羽を振っている？？のを目にしたら、風を明らかにする。
　群雲の真ん中で、太陽が第二の太陽を？？？？目にしたら、雨と風を明らかにする。

2017.03.13.　穴だらけ訳。