モーセースの倍化
創造者の善行と善運と 苦労の達成と長生 (Eujpoiva kai; eujtuciva tou: ktisamevnou kai; ejpituciva kamavtou kai; makrocroniva bivou) (e cod. Paris. M.N. gr. 2327, fol. 268v) 2181 002 2 300 1t 2.300.3 水銀、緑礬、ミシュ(musivdh)〔キプロスで発見された銅鉱石〕を取って、いっしょに等しく搗き砕いて、第1時から第10時まで、その蒸気を蒸発させよ。そうして質料を捨て、水銀を3度蒸発させ、これを7日間、日のもとで、堕落していない尿に浸せ。そうして受け器の中に入れ、塩と耐火性のある泥で蓋をして、手つかずの土瓶の頭部の上に置け。そうして鉛の薄片をつくって、土瓶を蔽え。そうして耐火性のある煉瓦と泥で至るところを蓋をし、火のついた牛の糞に1昼夜与え、凝固した水銀を保持せよ。 水銀の処理 水銀を取って、ハツカダイコン種子の油〔Dsc.I-45〕で煮沸せよ。次いで凝固させ、酢と薄片の明礬と塩で、7日間いっしょに粉末にせよ。次いで甘くして、乾燥させて保持せよ。 また、辰砂を取って、小瓶に入れてハツカダイコン種子の油で辰砂のような色にし、安全にするため、10刻の間、溶解炉?(cwvstra)の中に置け。そうして取って、乳鉢で洗浄し、酢、薄片の明礬、塩を投入し、7日間搗き砕け。そうして甘い水で洗浄して乾燥させて保持せよ。 301.1. 堕落していない、石のように白く凝固した尿と、凝固した水銀を取り、水銀が呑みくだされるまでいっしょに磨りつぶせ。そうして月石(ajfrosevlhnon)を取って、日中で3日間、浸し、処理されたものを保持せよ。 月石(ajfrosevlhnon)を取って、panhvに結び、酢に1日漬けよ。そうして手で潰せ。素材が沈殿するに任せ、濾して酢を注げ。そうして乾燥させて、ランビキで蒸留された卵の白味の中に浸けよ。そうして受け器の中に入れ、月石を保持せよ。 火色と白色の銅、鉄、錫、雄黄、鶏冠石の鑢屑、凝固した水銀、カッパドキアの塩を等量、山羊ないし豚の血を取り、手つかずのキュトラに入れ、美しく蓋をせよ、そうして牛の燃える糞の中に入れ、拭って、1昼夜軽く炙れ、そうして銀の粉末を保持せよ。 銅の脱イオス化 薄片の明礬、石鹸、酢を取り、銅を赤熱させ、焼き入れ染色せよ。 凝固した水銀を取って、アムモーンの塩といっしょに、焼かれた銅をも緑礬水をも等しく粉末にせよ。受け気に入れ、美しく蓋をして、馬糞の湿の中で、アミナイオス酒ができるまで焼け。 鉛-銅の処理 musivdhを取って、ハツカダイコン種子の油で炒めよ。そうして次のように使え。炒めるのは3刻。 薄片の明礬が処理される。火にかけられ、酢で消される。火色に染色されること7回(?)。 黄銅鉱の処理 これが潰されたのを、海水の中で1日煮沸せよ。そうして乾燥さたうえで、次のように使え。 銅鉱石の処理 これを刻んで、蜂蜜で調合して膏薬のようにし、小鍋?(litrivdion)に入れ、蓋をして土瓶全体を密封せよ。蓋も泥が重要である。木炭を上に載せ、上から加熱し、美しい刻数加熱せよ。それから取りあげて、乾燥させよ。そうして再び粉末にして、同じ方法で乳鉢の中で潰し、蜂蜜の濃さをつくれ。これを3度行い、次のように使え。 黄銅鉱の処理 これが海水の中で1日潰されたのを煮沸し、乾燥させたうえで、次のように処理して、水銀のptavrthsiVと、汝が白化を望むものへと 。火を通さぬ硫黄を、塩、海水、薄片の明礬といっしょに、子どもの尿の中で粉末にし、7回煮沸せよ。そうして静置せよ、そうすれば凝固した白鉛のように水銀を見出すであろう。そうして以後は、望むときにそれからを混合し、望むところに3度〔使え〕。乾燥させて保持せよ。 銅の脱イオス化 金を含んだ石と、サモス土と、塩の小花と、無花果の液汁を、膠の濃さにし、この薄片を塗布せよ、そうすれば脱体化される。 303.1 蒸留水の製法 卵の白身を取って、 2014.11.. |