ヘルメース『ヘルメースとアガトダイモーンとの、哲学者の石の謎』
ギリシア語錬金術文献集成
TLG 4326
パッポス
001
哲学者パッポスの<誓い>
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[人物]
A.D. 7/8の錬金術師。
哲学者パッポスの<誓い>
(Pavppou filosovfou <o{rkoV>
(e cod. Venet. Marc. 299, fol. 184v)
4326 001 2 27 18t
哲学者パッポスの<誓い>
2 27 19
そこで、わたしは誓いを以て御身に大いなる誓いを立てる 御身が何びとであろうと、わたしが神と謂うのは、形相において、かつ、数においてではなく一者にして、28.1 天と地を創造された方、諸々の元素のテトラクテュス〔1+2+3+4=10〕と、それらから成るものらを、さらにまた、われらの思量的にして思弁的な魂たちをも、身体に調和するものとして創造なさり、ケルゥブたちの曳く戦車のうえに禦し、天使たちの部隊によって讃美される方のことである。
ある人たちは、碾き割り豆を、同種の湿で 体1 〔ウンキア〕に水1コテュレーを投じて 搗き砕き、巻きつけたうえで蒸気浴にかけた、イオスを取り除くよう仕上げるためである。そうして、曝したうえで蜂房<と>硫黄に組み合わせた。そうして、そういうふうにして、完璧さと均等な火で、つまり、粉末化ないし焙焼によって乾燥性を除去し、硝子製容器の中に納め、神の最高の友ステパノスに広くわたしが命じたように、みずからの熱 日没時の〔光〕よりは日の出時の光、北方の〔光〕よりは南方の〔光〕をもった〔熱〕 の中に吊したというのが、わたしたちの簡単な研究でも、三倍幸せなモーゥセースにわたしたちが解説したところである。
2014..
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