002 神的ゾーシモスの〔書〕・作業 I
ゾーシモスが生石灰について言う(ZwvsimoV levgei peri; th:V ajsbevstou) (e codd. Venet. Marc. 299, fol. 95r + Paris. B.N. gr. 2327, fol. 8v) 〔068参照。068では、最後の段落が欠落している。〕 003 2 113 8t というのは、火の霊は石と合一し、独生する霊(pneu:ma monogenevV)となるのである。そこで、石の働きをあなたがたに解説しよう。混ぜ合わされたコマリスによって真珠を完成する、だからこそこれを〔人々は〕金-石(crusovliqoV)〔トパーズ〕と呼んだのである。万物は、乾燥剤の効能によって、霊を狩り出す。わたしもコマリスをあなたがたに解説しよう、これは誰ひとり敢えて手引きしようとしなかったことであり、理知的な者たちに自ら伝授したことである。女性の力そのものをより価値あるものとして保持している。というのは、白化そのもの、そして白化のみが、あらゆる預言者の崇拝するところであったから。あなたがたに真珠の効能をも解説しよう。油で煮られて働きを有するが、これは女性の力である。アシア産の真珠を取り、油で煮よ、蓋のあるものではなく蓋のないもので、3刻の間、光の中で。そして羊毛の布切れを取り、油が抜けるよう、真珠をこすれ。そうして、染色(katabafhv)の必要のあるまで保持せよ。なぜなら、質料の完成はこの真珠に依るからである。 蒸留(a[rsiV)は軽減(koufismovV)と解釈される。水の流入(ejpicusiV)が蒸留され軽減されることの代わりとしては、体の組み合わせ(sumplokhv)によって、 2つの染色の際に、われわれは乳鉢と乳棒で充分である。銅〔の染色〕には、 2009.08.08. |