title.gifBarbaroi!
back.gif002 神的ゾーシモスの〔書〕・作業 I

ギリシア語錬金術文献集成

ゾーシモス

003
ゾーシモスが生石灰について言う






ゾーシモスが生石灰について言う(ZwvsimoV levgei peri; th:V ajsbevstou)
(e codd. Venet. Marc. 299, fol. 95r + Paris. B.N. gr. 2327, fol. 8v)



〔068参照。068では、最後の段落が欠落している。〕

003 2 113 8t
ゾーシモスが生石灰について言う

 あなたがたに明らかにしよう。すなわち、石灰質の雪花石膏ajlabastrivthVが脳髄(ejgkevfaloV)と呼ばれてきたのは、これがあらゆる染色の褪色を〔防いで〕定着させるものだからであることは、よく知られている。そこで、雪花石膏の鉱石をとって、一昼夜加熱し、生石灰を入手し、最もきつい酢をとって、冷やせ。そうすれば、驚くことであろう。神的な作用の結果、最高の白さを出現させるからである。そこで、確定するままにして、蓋の閉じていない、蓋の開いた〔容器〕でこれに最もきつい酢を加えよ、そうすれば、発散する蒸気をひとりでに除去できよう。さらに、きつい酢をとって、7日間、蒸気を除去し、蒸気がのぼることのなくなるまでこれを行え。そうして、40日間、既定の時間の太陽ないし露の中に放置し、雨水によって甘くせよ。そうして天日で乾して、伝授させある神秘を入手せよ。これを預言者たちの誰ひとりとしてあえて言葉で秘儀の手ほどきをしようとはせず、自分たちの中の理知的な者たちにのみ秘儀の手ほどきをしてきたのである。というのは、この要点を、あやふやな書の中で、石にして石にあらざるもの、知られざるものにして万人周知のもの、無価値にして高価なるもの、賜物ならずして神からの賜物と呼んだのである。そこでわたしもこれを讃えよう — 賜物ならずして神からの賜物、わたしたちの活動において質料的なものよりまさった唯一のものだと。というのは、この薬こそ、効能を有するもの、ミトラの神秘だからである。

 というのは、火の霊は石と合一し、独生する霊(pneu:ma monogenevV)となるのである。そこで、石の働きをあなたがたに解説しよう。混ぜ合わされたコマリスによって真珠を完成する、だからこそこれを〔人々は〕金-石(crusovliqoV)〔トパーズ〕と呼んだのである。万物は、乾燥剤の効能によって、霊を狩り出す。わたしもコマリスをあなたがたに解説しよう、これは誰ひとり敢えて手引きしようとしなかったことであり、理知的な者たちに自ら伝授したことである。女性の力そのものをより価値あるものとして保持している。というのは、白化そのもの、そして白化のみが、あらゆる預言者の崇拝するところであったから。あなたがたに真珠の効能をも解説しよう。油で煮られて働きを有するが、これは女性の力である。アシア産の真珠を取り、油で煮よ、蓋のあるものではなく蓋のないもので、3刻の間、光の中で。そして羊毛の布切れを取り、油が抜けるよう、真珠をこすれ。そうして、染色(katabafhv)の必要のあるまで保持せよ。なぜなら、質料の完成はこの真珠に依るからである。

 蒸留(a[rsiV)は軽減(koufismovV)と解釈される。水の流入(ejpicusiV)が蒸留され軽減されることの代わりとしては、体の組み合わせ(sumplokhv)によって、   2つの染色の際に、われわれは乳鉢と乳棒で充分である。銅〔の染色〕には、

2009.08.08.

forward.GIF004 ゾーシモスの製法/作業II
back.gifギリシア語錬金術文献集成/一覧表にもどる