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back.gif010 術知に着手する人たちの総括的な勧め

ギリシア語錬金術文献集成

TLG4319

ゾーシモス

011
金と銀の製法の神聖にして神的な術知について






パノポリス人ゾーシモスの真正な書/金と銀の製法の神聖にして神的な術知について
(Zwsivmou tou: Panopolivtou gnhsiva grafh; peri; th:V iJera:V kai; qeivaV TevcnhV, th:V tou crusou: kai; ajrguvrou poihvsewV kat7 ejpitomh;nkefalaiwdh)

(e cod. Paris. B.N. gr. 2327, fol. 112r)



 銅の魂 — これは水銀水の上にある — を採って、霊的な体をつくれ。というのは、坩堝の中に膠着する銅の魂は上に上昇するからである。これに対して水が加熱器の中で下に貯まるのは、硫酸塩、黄金酵母等々がアカシアの樹脂(kovmmi)で凝固するからである。しかし他の人たちは、色や、煮沸や、神秘的観照の働きについて謂う。先ず初めに。銅が、処方にしたがって実修の器具の中に投入されると、眼の歓びを示す。しかし時の経過につれ、樹脂によって黄金との化合物、黄金酵母等々がぼやけてくる。凝結に関しても彼らが報告している箇所で、導入について彼〔ゾーシモス?〕は書いている。さらにマリアも〔書いている〕。「神的水とアカシアの樹脂少々を投入し、熱灰の中に置け、そうすれば水は凝固すると彼らのところでは謂うからである」。さらにマリアは〔書いている〕。「加熱器の薄片?の中に硫黄の水を」と〔彼女は〕謂う、「???で凝固するなら、樹脂を少々保持せよ。????「銅を(われわれのいう)1部分、黄金1部分で、金属融合片を作り、神棚に掛けて、3昼夜、焼けるまで安置せよ」。

 これは哲学者も説いているところである。というのは、しばらく牛糞で凝固させた後、硫黄の蒸気で、2日ないし3日間、著しく黄色い薬になるまで、われわれはこれを焼いて、別の容器に移し替え、それが化合物であるのは明らかである。

 あらゆる書き物は徐々に光を増すことを望む。先ず初めに熱灰とか牛糞の中で、硫黄のこの水が凝縮するまで。そうしてそういうふうに、われわれの焼灼へと変化する。なぜなら、と〔彼女は〕謂う、凝縮させ、転向させ、(bouvklaV)を替えて、包む光か焼く光で焼け。わたしとしては白い光で???。前もって焼くこと1日、そうしてこれを、蒸気のみならず神的な水で暫く凝縮させる。

 それゆえ哲学者も、染水の一覧の中で、観察できるよう蒸気のことを述べた。さらにまた硫黄のことを。だから、それを暫く凝縮させた後、洗われた硫黄水を替えて、密陀僧の中で保持するため、1日、焼き、いくぶん白鉛のようになるよう、

2017.03.

forward.GIF012 基体と4つの体について、発言者デーモクリトスによる
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