024 黄化の重量について
神的な水について (Peri; qeivou u{datoV) (fort. pars operis Ceirovmhkta) (e cod. Venet. Marc. 299, fol. 156r) 025 2 184 1t 白も黄も、古の人たちはしばしば違ったふうに呼んだ。哲学者ペービキオスは、黄色い酵母のために185 1「アーメンの葡萄酒で分解せよ」と哲学者に命じていたようにわたしに思われる。新しい葡萄酒で〔分解できる〕ものを、あらゆる白化のために染水を選ぶことはなかった。さらにペービキオスは〔いう〕。「酒と苺と柘榴を、そういうふうに命ずる以外、聴従者たちに益するものは何もなく、そういうふうにするのはまったく考えにくいことであった。なぜなら、哲学者はそれぞれ一つの試剤を処理することで、白化と黄化によって、また、4319 025 2 185 6焙焼ないし煮沸という2つの〔方法によって〕処理するのだからである。だからこの火石(purivthV)について彼は謂う。「火石を取って、処理するか、あるいはオクサルメー等々によって練れ」、これが白い神的な水として暗示されているものである。次いで辰砂について。「辰砂を白くせよ、オリーブ油ないし酢や蜂蜜等々によって」。さらにajndrodavmaVについては。「再び同様に、塩ないしオクサルメーによって」。次いで付言する。「手をつけられていない硫黄の水を煮沸せよ、海水、尿、酢、辰砂に含まれる油、そして蜂蜜は、神的な水であることを知るために。すなわち、一つに試剤によって全体が暗示されているのである。 そのあとで、ajndrodavmaVによって布告しようとして彼は言った。「手をつけられていない硫黄の水を煮沸せよ。湿と水は、手をつけられていないものらに属する同じものであるから。そして、アスベストスによる変成剤 色の点でも名前の点でも変化させるものら の中には、神的な白いもの、つまり「ケオスの土や星石や、銅の指図のなかにできるアプロセレーノンを、黄色の中には、アッティカ黄土、焼いたシノーペー黄土、ポントス黄土やそれに類したものを添加せよ」。さらに孔雀石についても。「これを油によって7度まで精錬し浸しつつ」。そして金つくりにおいてもそれらのそれぞれをあらかじめ白化させたのである。なぜなら、この研究には、2つの煮沸以上のものは含まれておらず、雲も密陀僧も染水の中に純白の蜂蜜によって取りあげるからである。そして残留するのはある種の湿ではなく、両方の混合物の中である。すなわち、コマリスの分解とボロを結合し、クサノオのこしらえ方によって186 1 硫黄の水が結合したものとしてできると彼は言った。そして孔雀石は大理石から採れるアスベストスの水がオリーブ油によって湧かされるよう彼は命ずる。 銀の中には、「キオス島の土〔Dsc.V-174〕、星石(ajsterivthV)、亞セレン酸塩(ajfrosevlhnoV)、そしてそれに固有の金属変成の 」。黄色いものの中には、シノーペー土、アッティカ産黄土、そして、あなたに見つけられるなら、プリュギア石〔Dsc.V-141〕。諸々の石の中には、「山羊の血とセイヨウホオズキ〔Dsc.IV-72〕の汁液」。その後には、「どこかに何か有用なものがあれば、硫黄状のものは硫黄状のものによって、湿ったものらはこれに対応する湿ったものらによって、支配される。なぜなら硫黄状のものらは硫黄状のものらによって占領されるからである」。 2010.06.01. 訳了。 |