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back.gif025 神的な水について

ギリシア語錬金術文献集成

TLG4319

ゾーシモス

026
黄土のこしらえ方について






黄土のこしらえ方について
(Peri; skeuasivaV w[craV)

(fort. pars operis Ceirovmhkta)
(e cod. Venet. Marc. 299, fol. 157r)



026 2 186 10t
黄土のこしらえ方について

 黄土〔Dsc.V-108〕のこしらえ方は、いわゆる「ハドリアーノスの脇腹」のある山の中で行われる。そこに山の裂け目がある。そうして、その亀裂を通して、活きた黄土の地層を汝は見るであろう。また、バビュローニアの山の中でも行われる。亀裂を通して汝は見るであろう。彼らは〔これを〕掘り起こし、煮沸する、すると、赤土となる、これを彼らはシノーペー土とも呼ぶ。しかしわれわれが使うのはこの黄土でも、このシノーペー土でもなく、黄土とは 187.1 真の染料である。ただし、現にあるものや、マグネーシアの体とか、黒い鉛は別であるが。

 鍍金を別にして、いったい、いかなる処方を彼らは言っているのか、これについてはあらゆる書が言っている。だから、このような処方をひとたび熟知したなら、そこでそれを堅持せよ、そうすれば、マリアや哲学者に従うならとくに、探究されているものを汝は狩るだろう。というのも、哲学者は硫化水銀とか、クラウディアノス鉱〔銅と鉛の合金〕とか、カラミンとか、硫砒鉄鉱とか、孔雀石とかを

forward.GIF027 マグネーシアの体の処理について
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