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back.gifAndocides第4弁論

Andocides弁論集

断片集




議会弁論

 〔題名のみ〕

同志諸君に告ぐ

 さて、彼〔テミストクレス〕の墓は、輝かしきものとしてマグネシア人たちがその市場の中に所有している。ところが遺骸については、アンドキデスが「同誌諸君に告ぐ」の中で、アテナイ人たちは遺骸を暴いて撒き散らしたと言っているが、これに心を留めるには及ばない。なぜなら、彼は寡頭派の連中を民主派にけしかけようとして虚言しているからである。(プルタルコス「テミストクレス伝」32)

作品名不詳弁論

1
 つまり、われわれは二度と、山地から炭焼き人たちや荷車がこの市にやってくることを眼にすることはあるまいし、また羊たちや牛たちや優女たちが〔やってくること〕も、また年老いた者たちや働き手たちが完全武装するのも〔眼にすることはあるまい〕。また野生の青物やスカンディクスをもはや口にすることもあるまい。(『スーダ辞典』、スカンディクス(skandix)の項目)

2
 ヒュペルボロスについて口にすることを私は恥じる。その父親は入れ墨者にして、今もまだ公の銀貨鋳造所で奴隷働きしており、当の本人は外人かつ野蛮人にして、ランプ作りふぜいの男を。(アリストパネス『蜂』1007古注)

[補足]

 「ペリトイダイの人ヒュペルボロスという男は勢力もないのに厚かましく、かえってその厚かましさから勢力を得て、それがアテナイで名声を得ただけアテナイの名声を傷つけた」(「ニキアス伝」11) 「アルキビアデス伝」13
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