マクシモス/諸々のカタルケーについて
[人物] [底本]
1. (99) 第19章.セラピオーンの、諸々のカタルケーについて。すでに初めをもったカタルケーや、これから初めをもつであろうカタルケーといったあらゆるカタルケーのために、先ず、進行する〔星〕や経過した〔星〕、これらが所属した諸トポスにおけるカタルケーの刻限の主星を集める必要があろう。というのは、行事に手をつけるか始まったカタルケーが基本方位に属する場合は、間もなく首尾よくゆくだろう:だが基本方位の (100) 次にある場合は、首尾はよいが、ゆっくりである。それらが下降面にある時は、不首尾である。しかし2つの位置に見出される場合は、その行事はよりより傾斜した有り様となるだろう。そこで諸々の吉〔星〕や月や水星がそれらに、つまり、進行する〔星〕や経過する〔星〕や刻限の主〔星〕に証言するなら、その行事は益する結果となるだろう:だが、諸々の凶〔星〕やつきや水星が証言するなら、カタルケーも益なきものとなる:だが両方なら***カタルケーは傾斜した〔星々〕へと……。諸々のカタルケーが規則どおりなら、残りは以下のごとく推して知られるであろう:ホーロスコポスと月がいかなる宮にあるか、またそれらの諸々の自然と配置、さらには月の諸々の合と諸々の分離、またもたらされる〔星々〕に対して静止しているかどうか、さらにまたそれらの諸結合、まさにそういうふうにカタルケーの性質を知るべきである:なぜなら、月が転換宮にあるか、あるいはまたホーロスコポスがすぐにカタルケーの変化を引き起こすからである、月がたまたま結合状態にない場合には。だが、それら〔の星〕が二重身宮にあるときは、時間はつくるが、常時とどまるわけではない:だが固定宮に〔あるとき〕は、カタルケーは規則どおりである:さらに月が結合状態にある時のように、カタルケーが規則どおりであるばかりか、固定宮にありさえすれば、より確実である。だが、アスペクトによる諸々の扶け、あるいはまた諸々の合、あるいはまた諸々の分離をもともに把握しなければならない:なぜなら、月が固定的な星に運ばれると、鈍重さをもたらすからである。転換を有する書カタルケーにおいては、諸々の四合あるいは諸々の衝あるいは諸々の合の中に転換が起こるだろう。 (101)第38章.諸々の逃走、セラピオーンの。月あるいはまたホーロスコポスが転換宮あるいはまた二重身〔宮〕に偶有し、諸々の凶〔星〕によって証言されるときに逃走するなら、すぐに見つけ出されるだろう。だが固定宮に〔ある〕か合のもとに〔ある〕なら、見つけ出されるのは遅く、死ぬときとせよ:だがもし諸々の吉〔星〕によって証言されるなら、見つけ出されることはないだろう、固定宮に〔ある〕か合のもとに〔あるときに〕逃亡する場合には特に。 第39章.同じ人の、諸々の病臥ないし病床占い。(101) 月とホーロスコポスと水星をば、いかなる〔星々〕によって証言されるか、また月はいかなる〔星〕から分離するかを観察すべきであろう。なぜなら、分離はすでに生じたことについて象徴するが、合は、快方ないし全治に関係するからである:そこで、諸々の病臥ないし病床占いのために、月あるいはまたホーロスコポスあるいはまた水星から、そのようなことが起こるのを汝は見出すであろう:だが、凶とは異なる:というのも、102 この相違を証言するか???? だがもし二重身宮にあれば、中程度に結果するだろう:だが固定宮ないし合の中にあれば、遅さを明らかにする。固定的星から離れる場合も同じである:だが合が、合にある月のせいで悪行される場合は、危険はより重篤である。しかし進行する〔星〕も通過する〔星〕もあわせて把握しなければならず、刻限の主〔星〕も、これに関するカタルケーにおけると同様に汝のためにわたしは素描した。 2020.02.05. 訳了 |