セラピオーン/断片集(1)
[底本]
5,2. (179) 第33章.女たちとの諸々の契りについて、セラピオーンの〔説〕月と金星が、いかなる〔星〕たちによって証言されるかを観測しなければならないだろう:されば、月が二重身宮、特に人間の形をした〔宮〕にあるが、固定〔宮〕にあるホーロスコポスが月と3合をなし、太陽が月と3合であり、それらが営利のトポスにあり、木星がそれらに対して証言し、諸々の凶星が転換するとき、諸々の契りは重要であろう:だがもし、子づくりにふさわしいトポスにおいてアプロディテーのとゼウスの〔星〕とが証言するなら、(180) 子どもをこしらえられるだろう:だが、もしまた諸々の獣帯星座が種子の多い宮なら、子沢山であるだろう。だが諸々の凶〔星〕が、木星が転換するときに前述の形にある時は、〔契りは〕解消するだろう。そこでもし、転換宮ないし二重身宮にあれば、契りが成立することはないだろう。だがもし解消がおこるが、何らかの吉星の助けを得れば、契りが成立するだろう:だがもし固定宮に、ないし特に合によって悪行されたら、決して当てにならないだろう。だがもし何とかして金星が合にあるなら、その結婚は内諸である:だが、順行する〔星〕や通過する〔星〕や刻限の主星を、結婚に間する上記の導きによって把握しなければならない:だが、上記の内容によって、友愛のうち婚約のロゴスに間する諸問題は書かれたことを汝は見出すであろう。 第40章.同じ人の〔説〕、あらゆる共同について。(180) 行き当たりばったりの共同が起こることから遠いのは、セレーネー、さらにまたその〔セレーネーの〕星とホーロスコポスの主星とが営利的な諸トポスにあって、諸々の凶星が転換するときに諸々の吉星によって証言されて、影響力を及ぼすものとなる場合である。そこで、諸々の凶星がこれら〔の星〕に証言するが、諸々の吉星は転換する場合には、反対の事態が起こるだろう。しかしながら、人間どもとの諸々の契りに対しては、セレーネーあるいはまたホーロスコポスの獣帯星座は人間の姿形をした〔獣帯星座〕、諸々の獲得物の契りに関しては四足動物の〔獣帯星座〕、地上の作物に関しては、セレーネー[も]土星や木星に対して証言するときの陸棲の〔獣帯星座〕、海乗りの事に関しては、セレーネーが土星と木星に対して証言するときの水っぽい〔獣帯星座〕、相続物に関しては<セレーネーが>土星と木星に証言するときに、征戦に関してはセレーネーが火星と木星に証言するときに、諸々の行事とか解釈とか天分??に関してどれほどかとか取得に関しては、セレーネーが水星と木星に対して証言するときに、汝が順行する〔星〕や通過する〔星〕や刻限の主〔星〕を、それに関して前もっての案内に従って、同伴するときに。 2020.01.12. 訳了 |