レオVI／諸々の宣言

［底本］
TLG 2944
LEO VI SAPIENS Imperator Phil., Poeta, Scr. Eccl.
vel Leo Philosophus
Constantinopolitanus
A.D. 9-10
Discipulus Photii, Imperator

TLG 2944 005
Le;ontoV filosovfou peri; basilevwn kai; ajrcovntwn w:V e[sti gnw:nai to; mh:koV th:V ajrch:V aujtw:n kai; ti; givnetai eon th/: arch/: aunts:n (e cod. Taurinensi C, VII, 10, fol. 71) [Dub.]
Astrol.

F. Cumont, Codices Italici [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 4. Brussels: Lamertin, 1903]: 92-93.

哲人レオの、王たちと支配者たちについて、彼らの支配の長さと、その支配の間に何が起こるかをどのようにして知るか。

　太陽を観察せよ、そしてもし〔それが〕ホーロスコポスにあるか基本方位の１つにあり、吉星たちによって右からのアスペクトにあるか、それらによって視られているなら、その王位は長続きし、喜ばしいことどもを目にし、その王位の静穏さを愛する。またもし諸々の吉星と諸々の凶星が右からアスペクトをとるなら、美しい事どもと悪しき事どもの中にあるだろう。またもし汝が質問し、たまたま太陽が悪しきトポスか第12トポスかホーロスコポスから第６〔トポス〕にあるなら、知れ、その支配は短いということを。またもし凶星どもがそれを右からアスペクトを取るなら、その王位は、汝が計算し彼について質問したその月のうちに悪行される。またもし吉星どもが当の悪しきトポスのうちでそれ〔太陽？〕を右にアスペクトをとるなら、太陽内在する獣帯星座から凶星がそれを右にアスペクトをとる獣帯星座までを測って与え、そうやって獣帯星座の１ヵ月間生きのびるだろう。しかしもし太陽があり、汝が質問されたときに、基本方位ないしホーロスコポスから第２トポスないし第５トポスないし第11トポスの後ろにあれば、その王位は早いが、凶星どもが右からアスペクトになっている場合は、その王位は暴力と竜血を伴うだろう。だが吉星どもと凶星どもがともに右からアスペクトをとっている場合は、美しく且つ悪い状態にあるだろう。

　汝が質問するその王位がいつ生じるかを汝が知りたいと望むなら、汝が質問するとき木星がどの獣帯星座にあるかを考察し、そこから月まで獣帯星座つまりそれらの間の同数がどれほどかを計算せよ。そうして満たす獣帯星座として汝が見出しただけを、第１年第１月に従って言え、？？？。だがもしその王位が何月に生じるかを知りたいと望むなら、木星と月の間に汝が見出す数を与え、各獣帯星座の深さないし度数を、太陽から始めてその数が尽きるまで与えよ、そうしてそこに太陽が入坐したときこそ、その王維が興るだろう。

支配者の同じ観念について

　しかしもし、その形相をも知りたいと望むなら、度数がどの相において終わるかを考察せよ。そしてもしそれが太陽の相なら、彼は広い胸、黄色、禿げ頭の持ち主で、王家の出身である。だがもし木星の〔相〕なら、熟れた麦色、眼麗しく、寡黙、柔和、真実、自由、義しく、神を畏れ、良家の出身である。だが水星の〔相〕なら、若く、青白く、知慮深く、懸命で、書紀ないし諸家の出身である。だがもし火星の相で終わるなら、眼煌めき、熟れた麦色、金髪？、背低く、嘘つき、血気に逸る者？。またこの人は支配者身分ないしそういった家の出身。しかしもし金星の〔相〕なら、若く、熟れた麦色、赤味を帯び、良家の出で、寡黙、俊敏さを有する者。だがもし木星の〔相〕なら、強く、拘束された？顔を有し、いつも苦痛をかかえたもの。だがもし月の〔相〕なら、背高く、色白く、賢明で、思慮深く、善意の持ち主で、王家の出である。

2019.10.26.　訳了