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ギリシア占星術文書目録4350_037
婚姻について
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[底本]
TLG 4350 037
Peri; gavmou (e cod. Scorial. I R 14, fol. 179v)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 15
K.O. Zuretti, ;I:Codices Hispanienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum;-I: 11.1. Brussels: Lamertin, 1932]: 166-167.
11.1.
(166)
婚姻について
人馬宮、宝瓶宮、双魚宮に。 月が人馬宮、宝瓶宮、双魚宮にあるとき結婚する者は益されるだろう。なぜなら、その女はおとなしく、思慮深いからである。
(167) 白羊宮に。 月が白羊宮にあるとき結婚する者は害されるだろう。なぜなら、その女は移り気、信頼できず、つれなく、夫を棄てるだろうから。
金牛宮に。 月が金牛宮にあるとき結婚する者は害されるだろう。なぜなら、その女は不貞、淫乱、厄介者だから。
双児宮に。 月が双児宮にあるとき結婚する者は、第2日目に喜ぶだろう。なぜなら、その女は家庭的だから。
巨蟹宮に。 月が巨蟹宮にあるとき結婚すべからず。なぜなら、その女はすぐに夫を殴って棄てるだろうから。
獅子宮に。 月が獅子宮にあるとき結婚すべからず。なぜなら、その女は高慢、夫に対して怒りっぽく、恥知らず、言葉でも行いでも夫に従わず、悪罵し、これを責め、しばしば叩いて、その髪の毛を掴むから。
処女宮に。 月が処女宮にあるとき寡婦と結婚すべし、決して処女とすべからず。
天秤宮に。 月が天秤宮にあるときは自由人の女と結婚すべからず、奴隷の妾を所有すべきである。というのも、天秤宮は姦通をもたらし、それゆえ妾は追い出しやすいが、自由人の女は追い出しにくいからである。
天蝎宮に。 月が天蝎宮にあるとき、〔天蝎宮の〕第1日目には処女を娶るべきである。なぜなら〔その女は〕おとなしく思慮深いが、第2日目と第3日目はまったく結婚すべきでない。なぜなら、奴隷たちによってさえ姦淫されるのがその女だろうから。
磨羯宮に。 月が磨羯宮にあるとき、結婚すべきは初婚の男ではなく、再婚の男である、とりわけ女も寡婦が。
宝瓶宮に。 月が宝瓶宮にあるとき結婚するのは不都合である。
双魚宮に。 月が双魚宮にあるとき結婚は自余の点では美しいが、その女は喧嘩っぱやく、おしゃべりである。
月が太陽と同道するとき結婚すべきでなく、満月のときも然り。
月が縁起の善いものら(木星、金星、水星)と共なら、その結婚を善きもの有益なものとなすが、縁起の悪いものら(土星と火星)と共なら、正反対である。
2018.03.06. 訳了
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