12獣帯星座各1つの説明
[底本] 11,2. (119) <土星という惑星について> 土星は自然本性的に乾にして湿で、サバットンを太陽が昇る夜明けから夕方までと、夜明けまでの夜全体とのまる1日24刻限(これが1昼夜と呼ばれる)を司り、活動力を有するのは太陽が昇る第1刻限、2つの刻限が???扉を叩くまでである。次に???するのは別の惑星である木星で……云々。 アスポデロスの根もまた薬草である。これの汁液は膝と動脈の患いに、また腎臓病に最もよく効き、その根はダイモーンに憑かれた者たちに〔効く〕。これを服用する者たちは、その家に邪悪な霊がおらず、嬰児たちはその痛みを感ずることなく育つ。夜間にこれを携行する者も,何者かから巫山戯られても、恐怖心をいだくことがない。 金剛石について。貴石とは金剛石で、火も鉄もこれをこぼつことなく、また死者占いにとって美しく、諸々の霊を追いかけ、毒薬と恐怖を追い払って愛させ、水晶見にも同様である。これを左腕に携行する者は誰でも自分の敵どもと、夢の無知慮にして悪しき一団に対抗し、女の愛にも (120)〔対抗する〕。???? この土星は、上に述べられたように、 木星という惑星について
木星は、われわれが謂ったように、第5〔曜〕日を司るが、自然本性的に温にして湿である。12時間でその周回をなす。
植物の中ではアリキトーニア(ajrcitwnia)〔?〕とクリュサネートン(crusavnhqon)〔?〕を有する。イタリア人たちのもとではシウゥキアモスと言われる。この根は鼠蹊部のために
火星という惑星について
火星は第3〔曜〕日を司り、われわれが謂ったように、2+1/2時間巡る。また自然本性的に温にして湿である。[大地のクリマの中で有するのは] 火星というこの惑星は40のタラトジア???を有し、2+1/2時間間隔で???軌道を回り、各宮に75日間駐留し、駐留する間に、諸々の戦争、人殺し、喧嘩、不和と大法螺をつくる。そして天の走路を旋回するとき、マルティオス月〔3月〕第3日と第4日に白羊宮と出会い、他にも、オクトーブリオス月〔10月〕第3日と第4日に天蝎宮と〔出会う〕。そして善き〔日々〕ではない。 太陽という惑星について太陽という惑星は自然本性に温にして乾、主日をまる1日の間司るとは、われわれの謂ったとおりである。そして、1時間の間、その軌道を作る。しかし金属から黄金、(123) クリマは東方を「鉄の城門」〔?〕まで君臨し、植物の中では泥生まれの???根〔に君臨する〕。別の者たちはカメロン???と名づける。また、恰好良く麗しい顔を作る。獅子宮は太陽の宿。心臓と口の患いに効く。彼女の惑星が属する徴には、君臨する場合、????その液汁が服用されると、多数の種子を作り、眼の痛みを止める。またこれを身につける者は、眼にいかなる痛みも持たないだろう。また譫妄性熱病にも嗜眠性熱病にも中風や血を止めることにも、他の諸々の病因にも有益である。 貴石について、トパジオン〔黄玉〕。太陽の光線はアラビアの島に放射してトパジオンを鋳造し、水が冷やされて取るのは、熱くて…… 2018.03.06. 訳了 |