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back.gif12獣帯星座各1つの説明

ギリシア占星術文書目録4350_041

諸惑星について(抜粋)





[底本]
TLG 4350 041
Peri; tw:n planhtw:n (excerpta) (e cod. Scorial. IV Ω 22, fol. 134v)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 15
Vernacular
K.O. Zuretti, Codices Hispanienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum; 11.2. Brussels: Lamertin, 1934]: 119-123.



11,2.
(119)

<土星という惑星について>

 土星は自然本性的に乾にして湿で、サバットンを太陽が昇る夜明けから夕方までと、夜明けまでの夜全体とのまる1日24刻限(これが1昼夜と呼ばれる)を司り、活動力を有するのは太陽が昇る第1刻限、2つの刻限が???扉を叩くまでである。次に???するのは別の惑星である木星で……云々。
 土星、つまり万物の上方なる星にして惑星は、自然本性的に乾にして湿であって、世界の7つのクリマのうちインドとプリュギアの尖とを有する。
 金属の中では鉛を有する。
 植物と根の中ではアスポデロス〔Dsc.II-199。ツルボラン〕を有する。
 貴石の中では金剛石を有する。
 リュラの弦の中では、いわゆる低音 — この弦を、愛知者ピュタゴラースは惑星そのものから流出し、天界に隠れていて、音楽の第1音であることを発見したが、〔これは〕あらゆる楽音を通じて最も低音なもので、別に第6弦とも言われるものである。

 アスポデロスの根もまた薬草である。これの汁液は膝と動脈の患いに、また腎臓病に最もよく効き、その根はダイモーンに憑かれた者たちに〔効く〕。これを服用する者たちは、その家に邪悪な霊がおらず、嬰児たちはその痛みを感ずることなく育つ。夜間にこれを携行する者も,何者かから巫山戯られても、恐怖心をいだくことがない。

 金剛石について。貴石とは金剛石で、火も鉄もこれをこぼつことなく、また死者占いにとって美しく、諸々の霊を追いかけ、毒薬と恐怖を追い払って愛させ、水晶見にも同様である。これを左腕に携行する者は誰でも自分の敵どもと、夢の無知慮にして悪しき一団に対抗し、女の愛にも (120)〔対抗する〕。????

 この土星は、上に述べられたように、

木星という惑星について

 木星は、われわれが謂ったように、第5〔曜〕日を司るが、自然本性的に温にして湿である。12時間でその周回をなす。
 世界の諸々の部分のクリマのうちアイギュプトスの東方を有する。
 金属のうち錫(stavnion)を持つ。
 石のうちサファイア(savfuroV)を有する。
 弦のうちいわゆるパリュパテー〔?〕を有する。

 植物の中ではアリキトーニア(ajrcitwnia)〔?〕とクリュサネートン(crusavnhqon)〔?〕を有する。イタリア人たちのもとではシウゥキアモスと言われる。この根は鼠蹊部のために
(121) (zavmfuroV)石は、土星というこの惑星の力のおかげで心臓を根本的に,また人間の四肢全部を???する。熱にも薬にも(ajntravtze)にも、

火星という惑星について

 火星は第3〔曜〕日を司り、われわれが謂ったように、2+1/2時間巡る。また自然本性的に温にして湿である。[大地のクリマの中で有するのは]
 クリマの中ではサラケーニア〔サラセン地方〕をアイギュプトスまで全域有する。
 金属の中では鉄を有する。
 貴石の中ではアガテー石〔瑪瑙?〕を有する。
(122) 弦の中ではいわゆるリカノス〔〕を有する。これはヒュペルメセー弦ともいわれるものである。
 根の中ではアルノグロッソン〔Dsc.II-153。セイヨウオオバコPlantago major〕を有する。これの根は頭痛に有益、また,火星の宿である白羊宮に位置するところ(それは全世界の頭である)に香油を塗れ。また悪しき性格や恥部の発熱、また化膿と痛みに善い所以は、これの宿が天蝎宮であり、種子〔精子〕全体に君臨するからである。また吐血患者や???に、この液汁が服用されると益する
 善き石について。
善いのは、自然本性的に白い???を伴って黒く、別のは血のようにひどく多彩である。また河も、????。
 

 火星というこの惑星は40のタラトジア???を有し、2+1/2時間間隔で???軌道を回り、各宮に75日間駐留し、駐留する間に、諸々の戦争、人殺し、喧嘩、不和と大法螺をつくる。そして天の走路を旋回するとき、マルティオス月〔3月〕第3日と第4日に白羊宮と出会い、他にも、オクトーブリオス月〔10月〕第3日と第4日に天蝎宮と〔出会う〕。そして善き〔日々〕ではない。

太陽という惑星について

 太陽という惑星は自然本性に温にして乾、主日をまる1日の間司るとは、われわれの謂ったとおりである。そして、1時間の間、その軌道を作る。しかし金属から黄金、(123) クリマは東方を「鉄の城門」〔?〕まで君臨し、植物の中では泥生まれの???根〔に君臨する〕。別の者たちはカメロン???と名づける。また、恰好良く麗しい顔を作る。獅子宮は太陽の宿。心臓と口の患いに効く。彼女の惑星が属する徴には、君臨する場合、????その液汁が服用されると、多数の種子を作り、眼の痛みを止める。またこれを身につける者は、眼にいかなる痛みも持たないだろう。また譫妄性熱病にも嗜眠性熱病にも中風や血を止めることにも、他の諸々の病因にも有益である。

 貴石について、トパジオン〔黄玉〕。太陽の光線はアラビアの島に放射してトパジオンを鋳造し、水が冷やされて取るのは、熱くて……

2018.03.06. 訳了

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