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back.gif月の黄経上の星位の計算

ギリシア占星術文書目録4350_040

12宮の各1つの説明





[底本]
TLG 4350 040
+Ermhneiva tw:n ib v zw/diwn eJno;V eJkavstou (e cod. Scorial. IV Ω 7, fol. 98v)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 15
K.O. Zuretti, Codices Hispanienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum; 11.2. Brussels: Lamertin, 1934]: 115-118.



11,2.
(115)

12獣帯星座各1つの説明

 白羊宮。マルティオス月第22日からアプリリオス月第21日までを王支配する。そこで、君臨するのはマルティオス月第20日からアプリリオス月第19日までの第1日と第2日である。〔したがって〕白羊宮がアプリリオス月第1日・第2日、金牛宮が第3・第4日、双児宮が第5日・第6日・第7日、巨蟹宮が第8日・第9日・第10日、獅子宮が第11日・第12日、処女宮が第13日・第14日・第15日、天秤宮が第16日・第17日、天蝎宮が第18日・第19日・第20日、人馬宮が第21日・第22日、磨羯宮が第23日・第24日・第25日、宝瓶宮が第26日・第27日、双魚宮が第28日・第29日・第30日。— 白羊宮〔が支配する身体〕は頭部。

 いわゆる白羊宮の時期に生まれる男子は、初めの数年は病気がち、デコ禿げ、突き出てやや紅い唇を有する。思慮深く、万事にもの学びよく、旅行好き。この宮の人間どもは、或る者らは神的人間の軛にさえなるが、女に突進もするだろう。しかしこれを捉まえるはないが、他の〔女〕と同棲するだろう。???中程は、ある時期まで有益である。またアウグゥストスをして乾し無花果を食せしむるな、また牛肉も。17歳まで病弱であろう。もしこの難局を<過ぎる>と、長生きするだろう。小さなことに腹を立て、愛友に対する恋情を自分の頭の上に変え???、人に対して感謝することがないだろう。女たちの譏りを聞くだろう。頭と眼を患うだろう。外国住まいし、隠れた患いを持つだろう。だがもし生きながらえば、妻と子に豊栄し、家から家へと渡り歩き、善き墳墓に出くわすだろう。頭ないし顔に徴を持つ。後に病弱に引き渡す。17歳と33歳<と>55歳まで難局を有する。しかしもしこれらを (116) 通り過ぎれば、66歳まで生きながらえるだろう。しかしもし病気になったら、牡羊の角の削りくずと、額と尾の毛とをして取らしめ、焼いて、ケルドス油と混合し、塗布せしめよ、そうすれば危篤になることはないだろう。

 白羊宮の期間に生まれる女子は、見てくれが色白、美姿、能弁、男たちに対して邪慳、最初の夫と別れ、3人の夫と同棲するだろう。頭ないし顔に徴を持ち、45歳まで難局を持つ。しかしそれらを過ぎると、66年間生きながらえるだろう。しかし患ったら、男の???を作り、塗布せしめよ、そうすれば危篤に陥ることはないだろう。

 金牛宮は????。金牛宮は<アプリリオス月の>第26日から、マイオス月の第23日まで〔王支配する〕。金牛宮が君臨するのはアプリリオス月第20日から、マイオス月第29日まで。〔金牛宮は〕マイオス月の第1日・第2日。双児宮は第3日・第4日・第5日。巨蟹宮は第6日・第7日。獅子宮は第8日・第9日・第10日・第11日。処女宮は第12日・第13日。天秤宮は第14日・第(1)5日。天蝎宮は第16日・第17日。人馬宮は第18日・第19日・第20日。磨羯宮は第21日・第22日。宝瓶宮は第23日。— 金牛宮〔が支配する身体〕は喉。

 金牛宮の期間に産まれる男子は幸運、長生、思慮深く、美眼、輝かしく、高貴、家事を支配し、多くの事をなし、義しく、怒りっぽく、勤勉、あらゆる術知にもの学びよいが、年齢は程々??。女に押し入り、他人の土地を転々とし、愛友の代わりに自分の頭を置き???、感謝することなく、驕りと損害を持ち続ける。喉ないし両肩に徴を持ち、頭とこめかみと腹と眼を患うだろう。難局は14歳と63歳まで。もしこれらを通過すれば、75年間生きながらえるだろう。だが30年間美しく為し、万事が美しいだろう。陳腐にならないよう、また走ったり高みに心を寄せたりすることのないよう守らしめよ。セレナイト〔Dsc.V-159〕を????携行せよ。しかし病んだら、牡牛の角の削りくずと、額と尾の毛を取り、焼いて、硫黄と乳香をケドロス油と混ぜて塗布せしめられよ、そうすれば危篤に陥ることはないだろう。

 金牛宮の期間に生まれる女子は美姿だが、その身内をひどく苦しめるだろう。数年、(117) 数ヶ月病み就き、月に由来して歯を軋らせるだろう。それゆえ、護符と常緑の???月石〔セレナイト(透明石膏Dsc.V-159〕とペウケダノン〔Peucedanum officinale。Dsc.III-92、セリ科カワラボウフウ属の植物〕をして携行せしめよ。また敬神者であり、その夫は彼女のおかげで幸運となり、気に入られる子どもらを得、富裕となるだろう。彼らにとっては外国の母乳で育てられることは有益であろう???。しかし万人にとって善い〔女〕であろう。難局を55歳までもつ。もしこれらを通過したら、75歳まで生きながらえるだろう。病んだら、夫の辞?をつくれ。

 イウゥニオス月に双児宮は思慮深い眼(ojfqalmofrovnimoV)??である。双児牛はマイオス月第26日からイウゥニオス月第21日まで〔王支配する〕。君臨するのは第3日と第3日???。双児宮はマイオス月第20日から。双児宮〔が支配する身体〕は両腕である。

 双児宮の期間にうまれる男子は、年頃の時に放心状態で、俊足、平板な顔。女に愛されるだろう。若い時代に不正をこうむり、15歳まで病気がちだろう。地方地方を渡り歩き、王宮を踏み荒らし、金銭を獲得するが、これのために破滅をこうむろう。小さな事に腹を立るが、仲直りしやすく、不運な者らを哀れみ、親しい友たちを重んじるだろう。愛言家で宴会好き、金銭を……しても、自分で失うだろう。大胆で、何者をも憚らず、勤勉、恋情家。敵たちの何者かから毒薬を盛られるだろう。愛妻家、固有の親たちから遺産相続しながら、他人の飯をもらうだろう。自分は固有の労苦で生活を得るだろう。???亭主のいる女のもとで汚名を聞くだろう。身内の者たちに対する無秩序を持つだろう。初期の年代に誰かを信用しないよう守らしめよ。牛肉は食うべからず。両肩ないし肩甲骨と両腕に徴を持つだろう。難局を40歳までと65歳に持つ。もしこれらを通過したら、九十七97歳まで生きながらえるだろう。病んだら、熊の爪の先と双子の母乳とエウパトリオン〔Dsc.IY-41。キク科フジバカマ属の植物〕と乳香と硫黄とケルドス油をして摂らしめよ、そうして煮ると同時に塗布せしめよ、そうすれば危篤に陥ることはないだろう、またエウパトリオンを携行せよ。

 双児宮の期間に生まれる女子は、最初の数年間は病気がちであるが、15歳には……また四肢美しく万事に (146) 美しく、勝利を愛し、怒りっぽい。個人的なことを悲しみ、他人のことを悲しむ。自分の親の家で命終することなく、自分の母国の生を受け継ぐことはないだろう。しかし自身は固有の労苦から人生を手に入れ、他者に与えるだろう。或る者から虐待されるだろう。粗野で幸運で長生きである。徴は男の〔〕である。難局は45歳までと65歳。もしこれらを通過すれば、97歳まで生きながらえるだろう。患ったたら、男の〔〕をして作らしめよ,そうすれば危篤に陥ることはないだろう。

2019.02.15. 訳了

forward.GIF諸惑星について(抜粋)