刻限の用仕組みと観測、われわれはいかに振る舞うべきか
[底本] 11,2. (132) 7惑星の刻限占い土星はサバットにまる1日を差し出すが、第1刻限と第8〔刻限〕とを主宰し、30年間で獣帯12宮を通過するということ。 土星。サバットに刻限の第1・第8を司り主宰するのが土星である。この沈む刻限に為すに美しいことは何もない。悪い〔凶だ〕からである。可能なかぎり、汝自身を確かにして、あらゆる行為を慎め。これらの刻限に守るのはとくにアプリリオス月、マイオス月、セプテムブリオス月、ノエムブリオス月、そしてイアヌゥアリオス月である。同様にまた火星の刻限をも。これら2つの星々は逆星で、死人たちを案内するものである、とりわけ月がこれらと共同証人に立つ場合には。だが汝にやむを得ぬ事情があり、汝が得なければならないにしても、土星ないし火星の刻限に何か不正な行事をしようとするのでないかぎり、水星ないし太陽ないし木星の刻限に得よ。もしひとが何か美しい初めに、土星か火星の刻限に就こうとするなら、何も為すことができないだろう。これらの刻限に奴隷が逃走するなら、病んで悪い情態となって見つけられるだろう。これら2つの刻限に仕事を辞めてはならず、奴隷を買ってはならず、何か他のこともけっしてしてはならない。何か隠されたものは見つからないだろう。病気に罹った者は多くの期間病み、多くの事が変わるだろう。万事守れ。もし喧嘩をするつもりなら、おのれ自身を??するか誰かを嵌めようとすすれば、昼間であれ夜間であれ、土星の刻限に害されるだろう。うまれた子はよく育ち、大きな頭と、小さな眼と、小さな?足をもっている。これらの刻限にもし愛勝して裁判所に出かけると、和解不能となるだろう。契約を結ぶ者は、成立しないだろう。 太陽は1年間で獣帯12宮を通過し、日々のうちに主日と、<その〔主日の〕>第1刻限と第8刻限を有するということ。太陽は聖なる主日の第1刻限と第8刻限を主宰し、みずから司る。刻限は万事に善い。策を講じる者たちは勝利するだろう。しかし何か隠し事を為そうとする者たちには益さない。露顕するだろうからである。共同行為を為せ。客遇を提供せよ。陸路であれ海路であれ、(133) 旅行したいところに出発せよ。家を建て始めよ。報酬を受け取り、馬たちと牛たちを馴らせ。だが羊たちは毛を刈るな。子どもを学びに預け、神に祈れ、植物を植えよ…… 2019.01.05. 訳了 |