ギリシア占星術文書目録4350_062
いつ敵勢に出征すべきかについて
(e cod. Ath. Bibl. Publ. 355, fol. 88v)
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[底本]
TLG 4350 062
Peri; tou: povte dei: strateuvein katj ejxqrw:n(e cod. Ath. Bibl. Publ. 355, fol. 88v)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 15
A. Delatte, Codices Athenienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 10. Brussels: Lamertin, 1924]: 57.
10.
(57)
いつ敵勢に出征すべきかについて
月が獅子座と蠍座と山羊座と、そして蟹座にある時、編隊を組んで行軍すべきではない。なぜなら、出征した者が弱いからである。しかし、自余のすべての獣帯星座に月がある時、望む者をして出征させるがよい。勝利するからである。とりわけ、月が射手座にある時にひとが出征するなら、大勝利をおさめるであろう。そしてこれを精査する者は、彼が負けることは決してないだろう。
以下のことも周知となせ、つまり、太陽が獅子座にある時、月も獅子座に到着し、雷鳴を起こすなら、その時こそ、その雷鳴は前兆であり、大王の死を示すということを。なぜなら、獅子は王である。太陽も王である。月も王と同一視されるからである。
2017.10.02. 訳了
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