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ギリシア占星術文書目録4350_061

病者たちと医者たちについて





[底本]
TLG 4350 061
Peri; ajrrwvstiwn kai; ijatrw:n (e cod. Matrit. Bibl. Nat. 4783, fol. 48v)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 16
K.O. Zuretti, Codices Hispanienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 11.2. Brussels: Lamertin, 1934]: 186-188.



11,2.
(186)

病者たちと医者たちについて

 病者については、ホーロスコポスとその支配星により、〔病者が〕有する病気については、第6トポスとその支配星とによって考察せよ。その〔病者の〕死は、第7トポスとその支配星とによらしめよ。病気からの脱出は第4トポスに、治療は第9トポスとその支配星によらしめよ。医者は第3とポストその支配星によらしめよ。いかなる死によって死ぬかについては、第7とポストその支配星とに (187) よらしめよ。とにかく天宮図を立て、これらの事柄を考察することで、第6トポスの支配星を、どこにあるか考察せよ。そうして、もし、上昇点ないし中天にあれば、その病が明らかになると知れ。だがもし第4トポスないし第7トポスにあれば、トポスに隠れている???。またもし月とホーロスコポスが凶だが、それらの諸々の支配星が吉なら、病は魂に属し、身体には属さないと知れ、月とホーロスコポスとは魂について明らかにするが、ホーロスコポスと月と太陽の支配星は、身体と魂とに関して明らかにするからである。だがもし第7トポスが凶なら、医者は無力であることを明らかにする。だがもしホーロスコポスの支配星が第8トポスにあり、その宿の主星が吉であり、別の吉星ないし中天と合なのをみれば、生きながらえるだろう。だが、月が凶星に災いされるか、下降する星と合になるなら、死の恐怖がある。だがもしその宮の自然本性が星の自然本性と逆なら、より力のある〔星〕によって成就するか、両者の特徴を混ぜ合わせて、そうやって宣明せよ。今度は、ホーロスコポスの星と、その自然本性と、ホーロスコポスの宮の自然本性を考察せよ。そしてもしその星が東寄りにも、太陽あるいはホーロスコポスより西寄りにもないが、最多のロゴスを有する宮(例えばその宿にか、昂揚にか、三角対座)にあるなら、星の自然本性に応じて宣明せよ。またもしホーロスコポスが至宮に、月も同様に至宮に見出されるなら、間もなく健康になるか、亡くなるだろう。だがもしホーロスコポスと月が固定宮にあるなら、長患いすることを明らかにする。またもし吉なら、健康にするが、もし凶なら、死に〔至る〕。

(1188)

諸々の区界のいかなるものが苦しめるかについて

 もし、第6トポスの支配星が白羊宮にあるなら、病者は頭を患うと言え、だがもし金牛宮に〔ある〕なら、扁桃腺とか何かそのようなものによって喉を〔患うと言え〕。同様にまた、その他の四肢について、自余の獣帯星座の配置によって闡明するか、死の箭を観察せよ、これは第8トポス上に月によって把握されるが、同じものが土星によっても把握されるものである。そしてもし箭の度数ないしホーロスコポスにおけるその支配星ないし、それらによって三角形をなすもの、ないし対座をなすもの、あるいは同在することが見出されれば、死を明らかにする。だがもしこのような星位が外れていれば、健康を明らかにする。

いつ健康になるか、あるいは、死ぬかについて

 ホーロスコポスの支配星が、第8トポスつまり死の支配星と同道し、月が三分の一対座にあるか対座にある時、死を明らかにする。しかしその〔病者の〕死の時は、身体ないし形姿において互いに同じ度数を取るときである。あるいは、ホーロスコポスの証拠から死の証拠まで数えよ、そうして中間の度数を日数と思量せよ。しかしもし、ホーロスコポスの支配星が何らかのロゴスつまり宿を有するトポスあるいは昂揚あるいは三分の一対座あるいは区界に到達するか、あるいは、直進すべく静止しているか、あるいは、太陽の炎から出てゆき???、ホーロスコポスあるいは、星が内在するトポスのせいで死の支配星が見えないなら、健康を明らかにする。

2018.12.24. 訳了




 
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