各人の獣帯星座をいかに理解すべきかについて
[底本] 10. 10月。雷が鳴れば、病者たちが多い。地震まで起これば、病者たちが同様である。土地は、いかなる時も地震のせいで危険となるようになる。 厄日は第3日と第24日。 11月。雷が鳴れば、疾病を与える。地震まで起これば、死の襲来の徴である。厄日は第5日と第11日。 12月。雷が鳴れば、最も偉大な人たちの滅亡が到来する。地震まで起これば、諸々の泉が噴出する。 厄日は第3日と第6日。 1月。雷が鳴れば、全世界嵐となるだろう。地震まで起これば、畜群の没落、敵勢の叛乱。 厄日は第12日と第24日。 2月。雷が鳴れば、多くの善きことの徴。地震まで起これば、その地震のせいで土地が危うくなるだろう。多くの敵勢の叛乱。権勢ある者らの死が数多。 厄日は第16日と第17日。 (59) 3月。雷が鳴れば、病人が数多。地震まで起これば、敵勢が叛乱を起こすだろう。 厄日は第4日と第20日。 4月。雷が鳴れば、あらゆる土地で果実が数多。地震まで起これば、多くの疾病を与える。 厄日は第3日と第20日。 5月。雷が鳴れば、世界に混乱の徴。地震まで起これば、大疫が生じよう。 厄日は第6日と第24日。 6月。雷が鳴れば、最も偉大な人たちの破滅があろう。地震まで起これば、大暑気と打ち続く難儀が生じよう。 厄日は第3日と第12日。 7月。雷が鳴れば、支配者たちや権勢家たちの大勢が亡くなろう。地震まで起これば、混乱<と>剥奪を為すだろう。 厄日は第6日と第22日。 8月。雷が鳴れば、世界の救済。地震まで起これば、支配者たちの解任と弁明。 厄日は第4日と第15日。 これらの日々を神が聖者エスドラに明かされたのは、人間どもの息子たちに明らかになさるため、これらの〔日々〕を守るためである。各月に20日間は性交せず、性愛を行わず、葡萄を植えず、何か他の植物も植えぬように。まして、これらの〔日々〕に汝は働いてもならない、神がこれらの〔日々〕を呪われ、呪われた〔日々〕であるゆえに。 2017.10.24. 訳了 |