ドラコーンの頭と尾について

［底本］
TLG 4350 076
De conjugum concordia per signa divinatio(e cod. Ath. Bibl. Publ. 1265, fol. 49)
Astrol.
Vernacular
A. Delatte, Codices Athenienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 10. Brussels: Lamertin, 1924]: 98.

　獣帯12宮の説明は、4元素から構成されたものを内容とする。つまり、いかなるものが火から〔構成され〕、<いかなるものが>大気から、またいかなるものが水から〔構成され〕、いかなるものが地からか、ということである。
　火から〔構成されるもの〕。獅子宮、白羊宮、人馬宮。
　水から。双魚宮、天蝎宮、巨蟹宮。
　大気から。天秤宮、双子宮、宝瓶宮。
　大地から。磨羯宮、処女宮、金牛宮。
そして以上〔の宮〕は、より正しい配置によって名づけられる。

　また、一組の男女として彼らが宮の点で合致しているかどうかを汝が見たいと望むなら、その男の名前と女の<名前>との〔数価〕を合計し、12で割れ。そして数価１が余れば、白羊宮である。２が余れば、金牛宮。３が余れば、双子宮。また４が余れば、巨蟹宮。５が余れば、獅子宮。６なら、処女宮。７なら、天秤宮。８なら、天蝎宮。９なら、人馬宮。10なら、磨羯宮。11なら、宝瓶宮。12なら、双魚宮である。

　もし、２人が水元素に落ちれば美しい。［また］(to; lamprovn)や(oL ajevran)に落ちれば、美しい。だが、２人とも地元素に落ちれば、美しい。だが、１人が火元素に、他方が水元素に落ちれば、水は［火］を消す。さらにまた１人が地元素？？に、他方が大気元素に落ちると、大気はその場を散らし、後にも先にも一致するものは何もない。

2018.05.20.　訳了