月の28宿について
[底本] 8. (257) 第344。諸々の報せについて別法快い諸々の文字と諸々の報せが報いられるのは、月が水星とともに予告的諸〔宮〕にあって、それと吉星の右に臨まれるときである。なぜなら、凶星が星位をとることは、認識に入る<事柄は>不穏であろうから。さらに水星が上述の諸宮の中で美しい証拠のもとに昇る時も、同じ事を明らかにするであろう。ところで、予告的〔宮〕とは、その中に光をもたらす2つの星をともない、吉星のいずれかが光を放つか、悪しき証拠から離れて単独で立っているか(この星相こそアイギュプトス人たちが(skhptrismovn)と呼ぶものである)するものである。また吉星とは、光をもたらすものたちに接近し、それらよりも基本方位によりいか、それらと矩ないし衝で、清浄で自由な水星が凶星の証言の共同証人になるとき、美しい事柄を報せ、善き客遇の原因となる〔星々〕である。だが一部の者たちは付言する、光をもたらすものたちは、聞く諸宮に接近すると、出郷者たちについて何事かを聞かせるが、心を留める事柄には目を向けさせる、だが、見つめる事柄は転換点から等しく離れた事、聞くのは平分点から等しく離れた事である、と。 2019.01.20. 訳了 |