行為について

［底本］
TLG 4350 181
Peri; ojneivrwn (e cod. Vat. gr. 1056, fol. 116)
Astrol., Onir.

Date of manuscript = A.D. 14
J. Heeg, Codices Romani [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 5.3. Brussels: Lamertin, 1910]: 88-90.

［第92章.］諸々の夢について

　もし誰かに、夢に見たものが何かを彼に云うよう質問されたら、先ず第一にその刻限を把握し、ホーロスコポスと、その天宮図の自余の諸々のトポスとを立てよ、次いで、諸星が併走する諸宮と諸々の度数を確定し、しかる後に、どの惑星が第９トポスにあるか、また、それによって司られる諸星から、また、主星が属するそのトポスによって象徴されるものらから、宮であれ金属であれ、植物その他であれ、見たものを言え。例えば、もしたまたま土星がその上にあったら、彼は恐ろしい生き物 — ドラコーンたちとか蛇たちとか象たち — を見ると言え。しかし、もし第９トポスの主星があったら、死人たちとか (89) 墓とか残骸を。だがもし第12トポスになら、何らかの敵たちからの恐怖や、彼を見舞う打撃を見ると言え。

　だがもし第４トポスを主宰するなら、足を踏み入れられぬ場所とか断崖とか処刑抗等々、これらのトポスが象徴するとおりの目録を与えよ。

　だがもしその上にたまたま木星があれば、彼が王とか地方知事とか神官とか裁判官を見ると言え。またもし第９トポスか第６トポスの主星なら、彼が立ち昇るものの似像とか教会とか何らかの神聖な用具や姿等々を、第12トポスに従って見ると。だがもしたまたま火星がそのトポスの上にあったら、血とか戦争とか反乱とか戦車や武具とか肉とか子馬とか獣を見た。だがもし金星がまさにその第９トポスの上にあったら、女の飾りとか貴石や真珠とか香油や香料とか女たちとか兄弟たちとか舞踏や遊戯を。だがもし水星がなら、公証人たちとか書物や文字とか銀貨とか刺繍や肖像を。だがもし太陽なら、こういう者は風のように運ばれ、吹き上げられると謂ったり、光とか何か別の明るいものや、輝きを通して見ると。だがもし月がこのトポスの上に坐しているなら、河とか海とか泉とか母や老いた女を。だがもし星々のどれも進まず、問題の刻限に第９トポスの上にあるなら、地平下にある〔星〕を見よ。だがもしその上にもなければ、ホーロスコポスとか正中とか西方とか第３トポスの上にある〔星〕を見よ、たまたま第９〔トポス〕の上にある〔星々〕の判定によっても解釈せよ。これらの上にあっても吉〔星？〕の上にあっても幻が生じることを証明せよ、第９トポスと第３トポスの主星が美しい情態にあり、諸々の吉星によって見られるならばだが。しかし悪しく且つ有害な上には、逆に世界的に？悪しき状態にあり、凶星のもとに見られる場合である？？？。

　ところで、諸々の夢における有用な日々を、古のアイギュプトス人たちは合から最初の日を観察した。が、第２〔日〕と第３〔日〕は重要ではなかった。なぜなら、観察されるものらが苦痛だったからである？？？。だが見られたものらは第５日と第６日に結果する。第７日には４日間のうちに結果するが、第８日には諸々の夢の出口はない。第10日と第11日には、4日以内に。同様に第12日と第13日に？？？。第14日は陽気さの象徴の日。第15日は活動的だが、有害。第16日、第17日、第18日、第19日は、見られた事柄が10日以内に完成する。だが第20日<と>第20日は共通で、第21日は夢のことについて完成する。第23日は (90) 8日以内に。だが第24日は12日以内に。第25日は24日以内に。第26日は未完成。第27日は終わりをもたらすだろう。第28日と第29日は3日以内に。第30日は出口なしである。

2019.05.30.　訳了

「諸々の夢について」