エレウテリウス・ゼベレヌス/断片
ギリシア占星術文書目録4384_002
占星占いの入門と基礎(序論と諸章の抜粋)
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[人物]
セーレイムの息子アフメト(=Acme;t oJ uiJo;V Shpeivm)(ラテン語表記 Achmet)は、ビュザンツ時代に、夢解釈に関する最も大部で重要な書を著した人物。「アフメト」は、その雑漠とした典拠〔アラビアのもの、ビュザンツのもの(Astrampsychosや、預言者ダニエルに帰せられるもの、後期ローマのアルテミドーロスに帰せられるもの、また彼自身の素材〕に基づく彼の夢解釈の中で用いたキリスト教ギリシア語の彼の偽名である。
この名前はまた占星術書の著者としても現れ、その年代は8世紀の終わりから9世紀の初めに推定される。(The Oxford Dictionary of BYZANTIUM)
[底本]
TLG 4384
ACHMET Astrol., Onir.
vel Achamet, vel Achmates, vel Achmes, vel Achmet ben Sirin
A.D. 9
Astrol., Onir.
Persicus
4384 002
Introductio et fundamentum astrologiae (prooemium et capitula selecta) (e cod. Venet. Marc. 324, fol. 202)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 14
F. Cumont and A. Olivieri, Codices Veneti [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 2. Brussels: Lamertin, 1900]: 122-132, 136-138.
2.
(122)
星占いの入門と基礎
ペルシア人アフマテースの作品
第1。ペルシア人たちの諸書からアフマテースが作成したこのようなこの書物の作成は、彼が謂っているように、アダムからこの人の日までに発見された事柄を集め、それらからできるかぎりの真実を基礎となし、各年代記から、各判断から、各カタルケー、誕生占い、治世・集会と質問の言説の交替から取り、これらすべてから最初の書を作り、これを『入門と基礎』と名づけたものである。入門とはこの学の〔入門〕、基礎とはできるかぎり真実に???だが、これを4巻に分けた。
星占いへの序、ペルシア人たちの第1の言葉から。
知るべきは、星学者たちのこの術知と構造は、2つの第一着想と実践を有する、ということである。ひとつは、星々とその動きとその一日の〔働き〕を知り、真実の推測と理解を (123) 得るためである。この知恵こそは真実にして高等であり、一般的理性の家長つまりこれらの実践者、第一の理性、添え乗りが、このような術知の上から合唱舞踏の指揮をしないなら、ひとはそれ〔知恵?〕を見出し得ないだろう。もうひとつは、星々の諸々の力能と働きを知るためである、包含者の下にあるものらすべてからその没落が現れたたらk.t.l.
第58。あらゆる星々の星相について、ペルシア人マセーレースと、パルキア人ムゥカマテースが云ったところでは。ペルシア人たちの対話からの翻訳。
土星と木星について。
土星が木星と同道するとき、明らかにするのは各種の住まいの解体、つまり、家々や諸都市の解体、いやそれどころか、神官たちの諸行事や神的なものらの敵対である。だがもし土星の宿にこれが起こることになれば、そのときは悪に属する事柄がますます増大するだろう。だがもし木星の〔宿に起こる〕なら、これ〔土星?〕が勝利するときよりも悪は少ない。だがもし土星に対して木星が六合ないし三合で星位をとるなら、明らかにするのは数々の騒動や、人間どもにおける(とくに王たちや高官たちや在地の者らにおける)訴答である。そこでもしこれら2つの星が発見されたら、それらの力能において、つまり、それらの宿において、述べられたとおり輝かしくなるだろう。だがもしひとりの者が大いなる勧告をもたらせば、老人たちと在地の者らとの独裁者たちの善意、奴隷たちの好機嫌と食料の豊作と、王たちや高官たちの力能を明らかにする。だがもし第4トポスから四合なら、明らかにするのは王たちの信頼と法との
土星と火星について
土星と太陽について
<土星と金星について>
<土星と水星について>
<土星と月について>
木星と火星の星位について
<太陽と木星の星位について>
<木星と金星の星位について>
<木星と水星の星位について>
木星と月の星位について
<金星と火星の星位について>
<火星と水星の星位について>
<火星と月の星位について>
太陽と金星の合について
<太陽と水星の合について>
(130)
<太陽と月の星位について>
水星<と>金星の<星位>について
<金星と月の星位について>
<水星と月の星位について>
(131)
(136)
諸々のカタルケーについて。ある知者たちの相違。
2017.12.24. 訳了
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