【 注釈】スーダ辞典(Souidas) 10世紀終わりに編纂されたギリシア語辞・事典。ギリシア文芸と歴史に関する貴重な記事を数多く含む。 「トラシュマコス」の項にもどる 「ウェティノス」の項にもどる カルケドン(Chalkedon or Kalchedon) ボスポロス海峡の南西端、ビテュニア地方の都市。向かいがビュザンティオン。 もどる 〔文の〕周期性(periodos) 「それ自体の中に始まりと終わりを持ち、しかも容易に全体を見渡せる長さの表現。この種の表現は快く、理解が容易である」(アリストテレス『弁論術』第3巻 第9章)。 もどる テイシアス シュラクウサイの人。弁論術教師を職業とした最初の人として、コラクスとともに伝えられる。 当時、シュラクウサイは、デイノメネス家の僭主制から民主制に変わり、土地所有権に重大な変化が生じたため、土地に関する争いが裁判所に持ち込まれ、多数の裁判官を説得するための弁論術が必要となったという歴史的背景があった。 もどる テオドロス ビュザンティオン人の弁論家。彼は理論家で、弁論の多彩な内容を体系化した。『パイドロス』では「最もすばらしい言葉の工匠(logodaidaros)」(266E)と称されている。 もどる テオプラストス レスボス島のエレソス生まれ。アリストテレスの弟子となり、その跡を継いでペリパトス学派の学頭となった。 もどる ピロクテテス トロイア戦争のさい、テッタリアのマグネシアのメトネの兵を率いて7艘の船で参加した。しかし、ギリシア軍がテネドス島にあったとき、毒蛇に咬まれ、その傷が腐って悪臭を放ったため、オデュッセウスの提案でレムノス島に置き去りにされた。かくてこの地に9年間とどまることになる(『イリアス』第2書 716行以下)。 もどる ユウェナリス(Decimus Jumius Juvenalis) 紀元後2世紀初期活躍。アウィヌム出身の古代の最も有名な風刺詩人。15編の詩が現存。 もどる ゾイロス 前330頃没。ソフィスト。アンピポリス出身で哲学にも関心を持った雄弁家。彼の名を高からしめたおもな主張は、プラトン、イソクラテス、ホメロスの叙事詩に対する悪口雑言であった。 もどる ピロデモス 前110頃-40/35。ガダラ人、のちローマに住む。エピクロス学派の哲学者、詩人。 もどる ヘルメイアス(アレクサンドレイアの) 紀元後5世紀の哲学者。 もどる |