ダニエルの黙示（２）

預言者ダニエルの黙示録から

第13章　猛烈な雷鳴について
　もし目下の月に猛烈な雷鳴が起こった場合、徴候をなすのは、もし目下の月の第1〔日〕ないし第2日に雷鳴が起これば、偉大な人間が死ぬか消えるかするということである。もし目下の月の第5日ないし第6日に雷鳴が起これば、高官たちや太守たちが同じ時期に同時に共倒れするだろうということ。しかし秋には小麦や大麦が多くできるか、あるいはまた葡萄の枝が繁茂するだろう。だがもしその〔月の〕第8〔日〕に雷鳴がおこれば、樹木の果実はたわわになるだろう。だがもしその〔月の〕第９〔日〕に雷鳴が起これば、人間どもは混乱と受難におちいるだろう。しかし種子と葡萄の房は良くなる。だがもしその〔月の〕第10〔日〕に雷鳴が鳴れば、豊穣は中低度なことを明らかにする、ただし王の生命は自分の砦の中で打倒されるだろう。だがもしその〔月の〕第12〔日〕に雷鳴が鳴れば、蝗が現れ、種を害するがみずからも罰を受けるだろう。だがもしその〔月の〕第13〔日〕に雷鳴が鳴れば、この〔期間〕あらゆる人間どもに良好であるが、小麦と大麦は豊穣であろう。だがもしその〔月の〕第14〔日〕に雷鳴が鳴れば、同じ部分の王国は？？？？。だがもし第15〔日〕に雷鳴が鳴れば、蝗が現れるが、それほどの害はなさないだろう。だがもしその〔月の〕第16〔日〕に雷鳴が鳴れば、もし雷鳴が鳴れば目下の月の終わりまで、万事は美しく、全世界に益となることの徴候をなす。しかし学者たちは次のように謂っている、もし雷鳴が鳴り月も満ちてゆくときなら、その期間に風と雨と湿気を明らかにするということを知れ。だがもし欠けてゆくときなら、来たる期間にそれらを満たすだろうということを知れ、と。

2019.01.16.　訳了。