ミステリー
ペンギンズ・デイ PD22
(1.30. 1997)
1997年1月22日。40年振りという大雪に覆われた京都の街に、謎のペンギンが出現。大騒ぎになった。
最初このペンギンは雪に覆われた大文字山の向こうから姿を現し、京雀たちの度肝を抜いた。なぜならその体は、大文字山を見下ろすほどにチョー巨大なものだったからである。
京都御所から見上げた巨大ペンギン。
白く雪の積もった大文字が見える。
しばらく街を見下ろしていた巨大ペンギンだが、やがて音もなく体が縮んでいき、姿は見えなくなった。
間もなくして、今度は身長2メートルの大ペンギンが街中に現れた。陸に上がったペンギンというとヨチヨチ歩きが思い浮かぶが、この大ペンギン、ドスンドスンと地響きを立てて重戦車のように街中を駆けめぐり、百数十人の市民にペタペタペタとビンタ3連発をお見舞いした。
獲物を見つけた大ペンギン。
これから凄い勢いで前方の2人を襲撃した。
警察当局が調べたところ、ペンギンにビンタをされたこの百数十人は、皆、ゴミ回収車が走れないほどの大雪が積もっているにも関わらず、平気な顔でゴミを出したマナー知らずの大馬鹿者だったことが判明。市民団体『礼儀作法愛護協会』ではこの謎のペンギンに感謝状を送りたい意向で、ペンギンの行方を探している。
キーワード
『礼儀作法愛護協会』
『礼儀作法愛護協会』では、
『教科書が教えない礼儀作法〜これが私の生きる道』
という本の出版を計画中だそうだ。
PUFFYにあやかり、
狙え! 柳の下のどじょう!!
本家よりきっと役に立つ(たぶん)。
大文字山
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