先週、京都市は、鴨川にフランス風の橋を架けることを断念した。 このニュースを聞いて誰よりも喜んだのは、車作治(仮名。三九歳。下京区在住)さんであろう。 そして、最も悲しんだのはスフィンクスだったようだ。 芸術橋が架かるはずだった辺りで 寂し気にたたずむスフィンクス 悲しむことはないぞ、スフィンクス! 日本が土建国家でありつづける限り、いつかは君にもお呼びがかかるさ。 元祖・大規模工事のモニュメントの、スフィンクス君、君に! もちろん、犬ではない。