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別業(別荘)の地として知られていた宇治にあった円融上皇の別 業の寝殿を、999年に藤原道長が買い求め、それを受け継いだ道長の子頼通 が1052年にその寝殿を仏堂とし平等院と名づけました。さらに1053年には阿弥陀堂(鳳凰堂)を供養し、1056年に法華堂を建てている。頼通 が平等院内に極楽浄土をあらわすことを願って造立した阿弥陀堂は、絵画としてあらわされていた極楽浄土曼荼羅を立体化して、まぼろしのものでなく、手にふれることのできるものとして建てられたものである。鳳凰堂壁扉の内面 に描かれた九品来迎図は、本来の目的である仏画の域を超越した、現存最古の大和絵様式来迎図であり、九品それぞれの背景に四季の風景をえがき、一連の絵巻物的構成としている秀作でもある。また、色紙形におさめた経文は、数少ない上代書蹟の典型で源兼行の筆とされる。 地図のページへ 宇治の情報メインページへ 拝観料…400円 拝観時間…9:00〜17:00 寺務所…0774(21)2
参考文献 宇治市役所発行 宇治市史1 古代の歴史と景観