No. | 163 |
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Date: | 2000.4.12 6:54 AM |
Subject | 陸軍共産化その2 |
ハンドルネーム: | |
Name: | (匿名) |
E-mail: | (匿名) |
発言: | 私の質問に答えていただいた方に感謝します。
恐縮ですがまた疑問がわいたので質問させていただきます。
戦前の日本が過剰なまでに恐れていたのは、”国体の変革”を前提とした共産化だったと認識しています。治安維持法もその一つです。この”共産化”に最も過敏な反応を示すのは軍部であると思われるのに、陸海軍革新将校が唱えた「天皇親政による政府」は、”立憲君主制制+議会政治+資本主義という国体”を”天皇親政の名に隠れた軍部による国家主義+計画経済”という”別の国体”に変革するのが目的だったのではないか? 後者の”国体”に君主はもちろん存在しますがその根本は共産主義ではないかと考えています。当の軍人達にはこれが共産主義の亜流であるという認識は全く無くナチスの国家社会主義をまねていただけかも知れませんが、現代から考えるとどうしても共産主義に見えてしまいます。(卑近な例を取れば、オウム真理教と麻原が目指していたのも共産主義の亜流だと考えています) 陸軍軍人の描いていたのは国家社会主義でマルクス主義とは全く違う!と怒られるかもしれませんが、私にはマルクス主義(共産主義)と国家社会主義の違いがわからないのでどなたか教えてくれませんか? また、”震電改”さんに質問ですが、尾崎秀美が陸軍、政界にそれだけの浸透をはかったのであれば何故陸軍中枢はゾルゲ事件後に身内を摘発できなかったのでしょうか?また近衛文麿は戦後、”天皇への戦争責任を回避するために自殺した”と認識していますがこれは彼の”共産主義シンパ”とどのように一致するのですか?彼も天皇中心の国家社会主義?共産主義?を考えていたのですか? あまり信念のあるような人には見えませんが・・・・ それと、歴史学者(東大教授)・参議院議員である林健太郎氏がある本で「戦前の大学生は私を含めて殆どマルクス・レーニン主義にかぶれていた」と書いています。これから考えると、当時のエリートやインテリはその強弱は別にして共産主義に汚染されていたと考えていいのですか?
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