石原莞爾の「世界最終戦論」を読む限り、
「ナポレオンがもう少し後に生まれていたら一介の砲兵隊長で終わっていたであろう」
と書いてありましたから、特に心酔していたわけでは無いでしょう。
ただ、フリードリッヒ大王とともに戦争史に大変革をもたらした人物として注目していたようです。
そのナポレオンの戦争方法も第一次世界大戦でまた大変革があったと・・・・
「世界最終戦論」は戦争史の研究書としてかなり優れたもので、今読んでも色あせしていないと思います。
少なくとも私は面白かった。太平洋戦争の前の部分までは。（書かれたのは太平洋戦争前ですね。）

ただ結論と言うか将来予測が「世界最終戦」になっているのは・・・・
たぶん日蓮宗の「終末論」の影響と思われるが、何か実に惜しい気がします。

ｂｙ：Bokujin

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