No. | 198 |
---|---|
Date: | Wed, 29 Nov 2000 13:29:05 +0900 |
Subject | 南京事件と石原莞爾 |
ハンドルネーム: | |
Name: | (匿名) |
E-mail: | (匿名) |
発言: | 今から63年前の1937年12月南京事件が発生した。半年後の日中戦争真最中の1938年5月頃、二人の外人記者が満州国新京の石原莞爾将軍を訪れてきた。 記者 「南京の虐殺事件は世界に隠れなき明白な事実だ。日本側に好意を持っているが、現地では勿論のこと、わざわざ東京まで行って尋ねると そんんことはない と事実を否定する。最後に世界的に有名な貴官のご意見を伺いたいと思ってわざわざ新京まで訪ねてまいりました。」 石原は 「誠に恐れ入りました」と、二人の外人記者の前に真剣に頭を下げて謝った。 「日本の道義がすたれ、軍隊の風紀も低下しましたから、聞くがごとき日本軍の虐殺も絶対にあり得ないと否定することは出来ない。あなた方が見て、あったとすればあったであろうと、私はお詫びするのです。」 二人の外人記者は 「判りました。新京まで来た甲斐がありました」と、納得して帰って行った。 石原は満州事変の兵は若い現役兵だったから、軍紀が厳粛に保てたが、日中戦争は戦時編成で将校も兵も予備役が多いからどうしても軍紀がゆるむ、困ったことだと心配していた。 石原の謙虚な誠実な人柄が偲ばれる。 元満州国牡丹江省次長 山口重次 談 |