石原莞爾フォーラム
No.228
Date:Fri, 10 Aug 2001 14:50:47 +0900
Subject「南京虐殺の徹底検証」はトンデモです
ハンドルネーム:資料派
Name:(匿名)
E-mail:(匿名)
発言:>昭和12年12月13日から58日間、南京国際安全委員会は日
>本軍の非行を調査し、真偽不明の伝聞を含め、425件(殺人4
>5件傷害44件)の非行を各国に告発しました。

 これは国際安全区委員会に届けられた被害のうち、委員会に
確認できたものだけを抗議書として日本大使館に提出したもの
です。文書の中で、「これは事件全体のごく一部にすぎない」と
ハッキリ但し書きされています。


>実は1939年7月前後に、南京戦の当事国たる中華民国が、
>上記の告発を基に「南京安全地帯の記録」を刊行し、日本軍の
>非行数を公式に発表しております。

 「南京安全地帯の記録」は上記の安全区委員会が出した文書
を記録にとどめるために出版したものです。
 中華民国の出版物ではありません。
 また、中華民国が安全区委員会の文書を元にまとめたもので
もありません。
 さら、中華民国の公式発表でもありません。


>あくまで以上は中華民国の公式見解であることをお忘れなく。

 上に述べたように、中華民国の公式見解ではありません。
 安全区委員会の文書を綴じ合わせただけにすぎません。
 邦訳が出ているので確認できます。

>南京虐殺の徹底検証(東中野修道著/展転社)は古今東西2
>00点の資料を吟味し、戦時国際法や事実まで、あらゆる論点
>から、南京事件の検証を行っていますので。是非一読された
>し。これを読まずして南京戦を語るべからず。


 わたしは読みました。
 読んだだけではなく、そこで引用されている資料にさかのぼって
原典と比較することをしました。
 その結果、上に述べたような欺瞞、トリック、資料操作を山ほど
発見しました。
 「南京虐殺の徹底検証」は間違いなくクズ本です。

 「南京虐殺の徹底検証」のウソを見破れるぐらい勉強
しなければ「南京事件」に対して何か確実なことをいう
ことはできません。

 資料、研究書としては秦郁彦氏の「南京事件」が最適です。
 両者を読む比べれば、仕事の質の違いが判ります。


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