石原莞爾フォーラム
No.235
Date:Tue, 23 Oct 2001 14:11:46 +0900
Subject石原莞爾が満州国を作ろうとした動機
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発言:辻政信は「先覚者・石原莞爾」と題して次のように書いている。「着任後(昭和十一年五月)陸軍省方面との連絡のため上京したとき、当時参謀本部の作戦課長であった石原大佐から、あの忙しい中を約半日、ついで自宅に呼ばれて一晩、かんで含めるように諭された。その要点は、「満州国を作ろうとした動機は、日華両大民族は、旧怨を水に流して手を握り、西欧の侵略に備えねばならぬ。それには満州問題を根本的に解決し、日満人が平等の立場で、一切の特権と差別を撤廃し、丸裸になって同志的結合により、立派な独立国を完成し、日華両大民族に協和の見本を示すべきだ。満州国は日本を父とし、中国を母として生まれた子供であり、その子供がスクスクと育つことは、父と母の夫婦喧嘩をやめさせるであろう。見本は一つで沢山だ。長城線以南には指一本もふれさせてはならぬ。新興中国が自分の努力で、この見本に優るとも劣らぬ国を建設すべきである。この意味で満州国は断じて日本の傀儡国ではなく、日満人同志の結合的国家であり、満人同志の希望が豊かに盛り上がらねばならぬ。日本人は過去一切の特権を放棄すべきだ。すでに同志として結合する以上は、丸裸になって抱き合わねばならぬ。鉄兜を被ったり、モーニング姿では、ほんとうの民族協和はできない。満人がどんなにえらくなっても、満軍がどんなに強くなってもよろしい。否そうなることを心から期待する。日本人はそれよりも一桁も二桁も向上し、進歩する素質と実力を持っているはずだ。この自信がないならば、八紘一宇の看板と大日本の「大」の字を外して大陸から退き、徳川の昔にかえって鎖国政策をとるべきだ。日系官吏が軍を笠にきて威張ったり、日系が満系より高い俸給を取ったりすることは、大英断をもってすぐに改め、それでやって行けないものは内地へ引き揚げればよい。ーー略ーー」ーー


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