自民党、女性宮家創設反対215人〜総選挙結果




今回の総選挙結果のデータ集計が終わりました。

新聞社による各候補への事前アンケートによる基本的な考え方を基に分類しました。


当選した自民党議員294人のうち、女性宮家創設に反対は215人、

賛成48人、無回答31人。

毎日新聞の報道によると、安倍晋三新総裁は、

「女性宮家」創設を新内閣では検討対象としない方針を固めたようで、

民主党政府によって進められた女性宮家創設は事実上立ち消えとなった。


野党に転落した民主党は、当選した57人のうち、賛成30人、反対9人、無回答18人。

ちなみに小選挙区での立候補264人のうち、

賛成134人、反対56人、無回答74人となる。

民主党政権が終了して本当に良かった。


公明党は賛成26人、反対2人、無回答3人。

賛成が圧倒的に多いが、自民党との連立関係上、

無理してまで強調することはないと考えられる。


日本維新の会は当選議員54人のうち、

女性宮家創設に賛成9人、反対41人、無回答4人。

小選挙区当選14人のうち13人が反対で、

賛成しているのは社会党→自民党→維新と鞍替えした谷畑孝議員だけ。

この件に関しては維新には期待できそうだ。


みんなの党は賛成5人、反対9人、無回答4人。

日本未来の党は賛成5人、反対3人、無回答1人。

社民党は当選した2人とも賛成。

国民新党と新党大地は共に当選した1人が賛成。

共産党は8人全員が無回答。

皇室廃絶論だから当然か。

無所属5人のうち、賛成2人、反対1人、無回答2人。


全体でみると、480人のうち、

女性宮家創設反対280人、賛成129人、無回答71人となった。


続いて憲法についてみてみると、憲法改正に賛成が429人。

これには公明党が主張する現行憲法を一言一句変えずに

必要なものだけ加えるという“加憲”も含まれているが、

安倍次期総理が提唱する96条改正だけには賛同できるかどうか。


集団的自衛権を認める憲法解釈の変更については、賛成が370人。

憲法改正は支持して、集団的自衛権を認めるべきではないというのは、

改憲しても憲法9条は残すという考えになる。


改憲と集団的自衛権の双方に賛成なのが362人。

このあたりが実質の改憲論者になってくるだろう。

それでも3分の2を軽く超えている。

改憲論を主張するだけで右翼扱いされた頃と比べると、

戦後レジームからの脱却に向けて時代は大きく変わりつつある。


その他では、原発の再稼働に賛成が363人、TPPに反対が244人となっている。


詳細については私が作成した集計を参照して下さい。

各党当選議員の考え方

なお、同データは毎日新聞によるアンケート調査「えらぼーと」を参考にしています。










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