無理を承知で旧宮家の復活を



女系天皇容認論者からは旧宮家の復活は無理があるという主張を耳にする。

私も普通に考えれば少々無茶だと思ってる。

そんなことはわかっている。

百も承知だ。

ただし無理をしてそこまでやるから子孫もまた皇統の重みを理解できるというものだ。


かつて皇統断絶の危機が訪れたとき、

越前から天皇の子孫を探し出した継体天皇の即位も無茶だったが、

あれがなかったら皇室はここまで続かなかった。


安直な手段に逃げたら安直な結果しか待っていない。

千年単位で考えたら今の無茶など何てことはないだろう。

継体天皇の即位から百年もせずに皇統の正統性を疑う者は皆無となった。

つまり、旧宮家の復活に嫌だと思っている人の感情論など

100年単位で考えれば何の意味もないということだ。


むしろ皇統で大事なことは正統性の原理原則を貫くということ。

悠久の歴史に関係することについては、

たかだかこの現代に生きる人間の感情、判断に揺るがされることがあってはならない。







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