今年も終戦の日に思う



今年は戦後71年。

1年が経つのは早いものだ。

安倍総理大臣が出した戦後70年談話について

あれやこれやと言っていたのが昨日のように思える。

来年は戦後72年で、50年後は戦後121年。

戦後〇〇年と言っているかぎり、戦後体制が続いていることを意味する。


稲田朋美防衛大臣が今年は8月15日の靖国神社参拝を見送ったことで、

彼女の熱心な支持者はがっかりしていることだろう。

大臣が行く行かない、また総理大臣が行く行かないなどと

議論になっていることそのものが戦後体制なのだ。

国のために戦って命を落とされた方を

その国の国民が顕彰するのは当たり前のことである。

このことにイデオロギーなど関係ない。

なんの議論もなく粛々と総理大臣をはじめ閣僚が参拝できるようになったとき、

そして天皇陛下のご参拝が実現されたときに、

戦後レジームは終焉したと言うことができるのではないだろうか。


靖国神社の英霊を顕彰することは、最大の国防であると考えている。

日清・日露戦争、大東亜戦争で戦った日本人が突出して強かったのは、

体が屈強だったからでも、優れた武器を持っていたからでもなく、

国を守るという精神が誰にも負けなかったからである。

その英霊たちから国を守るという精神を受け継ぐことが

靖国神社を参拝する最大の意義ではなかろうか。


いま現代に生きる我々が豊かで幸せな暮らしができるのは、

先人たちの苦労があってこそだ。

先人たちの礎の上に我々は生きている。

だから現代の我々が怠けて楽をすれば、子孫たちは不幸になるだろう。

そんなことはけっして許されない。

英霊に恥ずかしくない行いをしなければならないと、

身が引き締まる思いにさせてくれるのが靖国神社である。

今日、またその思いができたことに心から感謝したい。





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