小林よしのり氏からの誹謗に対して




ゴー宣道場のメルマガで、小林よしのり氏が私のことを誹謗しているらしい。

私はそのメルマガを購読していないので、

コピペして送ってもらったものを読みました。

確かに酷い書かれ方をしていました。

有料メルマガだそうで、長文の引用は気が引けますが、

自分のことが誹謗されているので、

意味がわかるよう、該当部分をそのまま転載します。

これがゴー宣道場と小林よしのりさんの現状です。

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ストーカーの気質は、「プライドが高い」と言うよりも、

「自己承認欲求が強い」と言うべきだろう。

とにかく「自己承認欲求」が強くて、自分を特別な存在だと認めてほしいと思っている。

だがそれが認められなかったら、認めてくれない相手を憎悪し、

異様なまでに執着して、攻撃的になる、それがストーカーである。

またストーカー気質の人間には、実は赤の他人には「外面が良い」という特徴がある。

人によく思われたいという願望が強いからである。

完璧主義で仕事もできる人が多いが、

親しくなった相手には甘えが出て来て、自分勝手に振る舞う。

しかしそのような本性は、他人にはわかりにくいから厄介なのである。


「自己承認欲求」の過剰な「かまってちゃん」には、

本当は構ってはいけない、無視しなければならないのだが、

最近のストーカー事件の多さを見ていると、

現代人の「心の闇」を身近に観察できる例として、ちょっと触れておこうと思う。

前々号、ライジングVol.197のコメント欄に、

「shinkimu」なるハンドルネームの男が異常な長文の書き込みをしてきた。

管理者の責任で時浦が削除したが、

その度に数十分後には同じ文章を再投稿してくる。

合計5回も削除したが、他の読者の方々はその様子に呆れるだけだったようだ。

時浦もバカバカしくなって6回目の投稿を載せたままにした。


この男は、実は「ゴー宣道場」を破門になった人物である。

shinkimuは仙台で会社を経営しているといい、

初期のゴー宣道場にほぼ毎回、当時中学生の娘を連れてやって来ていた。

門弟にもなり、メーリングリストにも積極的に投稿して、

誰の目にも最初のうちは、常識的で熱心な人で、優しいパパに見えたものだ。

ところが時間が経つと、

「小林よしのりのことを一番理解しているのは私だ」とばかりに、

他の門弟たちを見下すような言動が目につき始めた。

時浦にまで見下した態度だったから、わしは切ってしまいなさいと指示した。

最初は気づかなかったが、異常なまでに「自己承認欲求」が強く、

もともとストーカー気質の人間だったのだ。

そして、門弟間のメーリングリストで議論などが起き、

自分の意見が認められないことがあると、

たちまち態度が狂い始め、攻撃的になっていった。

自分を客観視できないのだろう。

自分の正論は疑いようがないのだから、自分を承認せよと主張してくる。

承認しないのなら全体主義だ、言論統制だ

となってしまう。だが常識ある門弟はうんざりしてしまった。

サイレント・マジョリティーは沈黙する。

ノイジー・マイノリティーはのさばってしまう。

わしはこういう現代の構図は問題だと思っているのだが、

ネットの中の論争となると、どうしても「暇人」で「粘着質の者」が有利になってしまう。

現場を持ち、忙しい常識人は見てみぬふりになってしまう。

いじめの構図もこのようにして作られるのだが、面倒なことを一般人は避けるのだ。


やはり管理者がいなければネットの言論の場などたちまち無秩序状態になり、

「荒らし」だらけになってしまう。

最後の最後は管理者が独断で「承認欲求」の化け物を追い出すしかない。

shinkimuという人物も、そういうことが積み重なって結局は破門となり、

もうすでに数年経過しているのだが、まだわしや「ゴー宣道場」に執着し、

ライジングを購読してまで相変わらず

「小林よしのりのことを本当に理解しているファンは私だ」という装いで、

コメント欄に書き込んで、「荒らし」をしているのである。

天皇陛下を一応持ち上げておいて、

結果として否定するという最近のエセ尊皇家の手口と同じなのが笑えるが。

shinkimuという者の文章は「ゴー宣道場」の門弟ならすぐに気づく。

「私を見ろ!」という感情が表出しているからだ。


皇統の男系固執派に、ヤタガワとかいう無名の素人ライターがいる。

わしは「チンカス」だと思って無視していたのだが、

いまだに一方的にわしに絡んでいるらしい。

これもストーカー気質の男なのだろう。

「チンカス」の「自己承認欲求」まで満足させる暇があるはずがない。

時浦の報告によると、shinkimuは「アンチ小林よしのり」のストーカー同士ということで

ヤタガワにすっかり同調し、その主張に感化されたらしい。

「荒らし」をして、わしに注目されたいというだけの目的で男系固執派になり、

男系継承を主張する異常な長文をコメント欄に書き込んできたわけだ。

そして、そのコメントを削除されたら同じ文章をヤタガワのフェイスブックに載せ、

「ゴー宣道場は言論統制の場だ」と言いふらしているという。

これもまた既視感のある風景で、「自己承認欲求」を満たされず、

「ゴー宣道場」を離れていったり、疎遠になったりした者は、

必ず「あそこはカルトだ」とか「信者の集まりだ」とか「言論統制の場だ」とか言い出す。

ストーカーと化した男が、

自分をふった女を誹謗中傷するビラを近所に貼りまくるのと全く同じだ。


破門され、恨みを募らせて「荒らし」に転ずるのは、

まさしくストーカーと同じ気質である。

明らかに自分に非があってふられたのに、絶対にそれを認めない。 

自分を女が受け入れなかったら、それは一方的に女の方に非があると思い込み、

自分を承認するまでつきまとってくる。

そして、それでもどうしても承認されなかったら、

殺してしまうところまでエスカレートしてしまうのだ。


なぜ絶対にその女に認められなければならないと思い込むのだろうか? 

あきらめればいいだけじゃないか。無駄な執着をやめればいいだけじゃないか。

なぜshinkimuは、わしに認められたいと思い続けているのだろうか?

しかも、わしが決して認めるわけのない男系固執派になって、

わしの読者をかく乱させようと企むのだろうか?

もちろん「チンカス」にかく乱されるような読者がいるはずもないのだが、

かく乱できると思い込むほど自意識過剰なのだから呆れてしまう。

ヤタガワが承認してくれたのならば、ヤタガワに夢中になればいい。

ヤタガワに楽しませてもらえばいい。

ネトウヨ仲間ならいっぱいいる。「男系保守」の方がネットの中には圧倒的に多い。

承認願望はいくらでも充たされるはずだ。

わざわざライジングのコメント欄に来て意見を書き込む必要など何もない。

小林よしのりはもっと大きな戦いの真っ最中であり、

来年発売する『天皇論』の改訂版を製作している。

さらに政治家にもパイプを作っている。

生産性のない「チンカス」ライターや、

それに影響されたストーカーを相手にしている暇などないことは、

わしの読者ならみんな分かっている。


心理セラピストのアドバイスによれば、女性が男に別れを切り出す場合、

特に気を付けなければならないのは「彼を攻撃しない」という点だそうだ。

どんなに男への不満が溜まっていても、

別れ話の際に「あなたが○○だったから」と責めてしまうと、

「自己承認欲求」が高い性格の相手だったら、自分の存在を否定されたと感じ、

憎悪が膨れ上がり、ストーカーに豹変してしまう危険性が高まるから、

避けなければならないというのだ。

幼い頃からの育てられ方で、「自己承認欲求」と「執着心」を

克服する道徳が欠如していたのだろう。

「身の程を知る」「分不相応」「分限を知る」という感覚を

育ててもらえなかったのだろう。つまり甘やかされて育ったのである。

そして基本は孤独なのだ。

娘までいても孤独な親がいるのである。

妻や娘からの「自己承認欲求」が得られず、軽蔑されているのかもしれない。

父親がネット依存症であることは娘が指摘していた。

家族がいても孤独でネット依存症になるということもあるのだ。


「1人で居ても淋しくない人間になれ」

電脳空間に「自己承認欲求」を求める近代主義が蔓延する一方の時代、

共同体の再生を訴えることは重要だが、

まず頭山満の言葉を世の中に沁みとおらせることが大事かもしれない。
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これを読んで、みなさんどう思われたでしょうか?


ここでストーカー扱いされているshinkimuという人は、

フェイスブックで私に情報提供してくれた、Shinichiro Kimura(木村慎一郎)さんです。

ゴー宣ネット道場で匿名で情報提供したり、私のことを批判してきた人より、

実名を公表しているだけでも立派だと思います。


木村さんに関する事実関係については私は知らないが、

小林氏の私に対する無茶苦茶な記述を見る限り真相は想像に難くない。

少なくとも彼が投稿して削除されたという文章は、

けっして荒しの類いのものではなかった。


私の世代は『戦争論』の絶大なる影響力を目の当たりにし、

また『天皇論』も30万部売れたといい、

その影響力で女系天皇容認論をやられたら、たまったものではないと思い、

無名の一庶民でありながら、必死でその問題点を指摘し、

それが認められて本を出版することになった。


ただ、拍子抜けしたのが小林よしのりさんの女系天皇容認論(『新天皇論』)が

全然影響力がなかったことです。

しばらくして関係者から初刷りがさばけていないと聞きました。


そのあと民主党政権が女性宮家創設をやろうとしたので、全力をそちらに振り向け、

小林よしのりさんについては基本的にほったらかしでした。

その後にはじまったゴー宣ネット道場もほとんど見ておらず、

今回のメルマガも木村さんに教えてもらって知ったぐらいです。


木村さんは、私が10月12日に書いた高森明勅氏による

天皇の譲位に対する180度の変節について、その事実を教えてくれた人ですが、

木村さん自身もそのことをゴー宣ネット道場のコメント欄に書き込んだら、

削除され続け、あげくの果てにストーカー呼ばわりをされることになりました。

高森氏の変節は、過去の書籍などのものではなく、

ゴー宣ネット道場の中でのことです、

なぜ主張の大きく変更したのか、少しでも説明がなされているのでしょうか。

その説明もなく、木村さんの記述を削除して、

ストーカー呼ばわりしているこの現状は何なのか、

言論封殺の現状を自分のツイッターで少し問題提起しました。

それをもって小林よしのりさんは、

いまだに一方的に絡んでくると言っているのでしょう。

ちなみにゴー宣道場関係に私から何らアクセスしたことはありません。

どちらかというと、小林さんのアシスタントをしているトッキー氏が

ブログで私のことをかまってきたぐらいだ。


心配なさらなくても、もうこちらもあまり眼中にありません。

小林よしのりさんに承認してもらっても、うれしくもなんともありません。

私は野心がなさすぎるのが、自分の短所だと思っています。

これまで本を出して、論壇紙に何度か寄稿して、

保守系の超大御所先生、著名な方々、

大物政治家から「承認」していただきましたが、

それを生かしもせず、京都の片田舎で細々と暮らしています。

もう少し「自己承認」願望を持たなければいけないと思っているぐらいなのです。


ですので、小林よしのりさんにストーカすることもありませんので、

どうぞご心配なくいていただければと思います。






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