音楽で重要視するのは歌詞?メロディ?
少し前だけどテレビを見ていたら音楽について重要視するのは、
「メロディ」か「歌詞」か、ということを論じていた。
私は完全にメロディ派だ。
ヴォーカルの歌声は楽器の一つだというぐらいにしか思っていない。
だから若いときに影響を受けた歌手や音楽はない。
同年代の人で尾崎豊に感動していた人もいたけど共感できなかった。
昨年だったか、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したときも
「なんじゃそら」と思った。
冒頭に述べたテレビ番組で「歌詞派」として意見を述べていた脳科学者は、
メロディを重視する人は直情型、歌詞を大事にする人は理性的な人、
と解説していた。
それを聞いて思ったことは「モーツァルトに歌詞はないんだけど・・・」。
ただ、改めてこのことを真剣に考えてみると、
メロディ重視派への批判は次々と思いつく。自己批判として。
まずメロディは飽きる。
どんなに気に入った曲でも、繰り返し聞くと飽きてしまう。
歌詞を重視していれば、なかなか飽きないかもしれない。
また、素晴らしい映画で大事なのは内容であって、
音楽はそれを盛り上げる役割に過ぎない。
音楽もそれと同じだと考えることもできる。
歌い手のメッセージに曲をつけるのが正しい順番だと。
反対に、素敵な曲に詩をつけるとなると、
私のように詩の内容はどうでもよくなる。お経でもいい。
私にとって洋楽はまさしくそれだ。 歌詞の意味を知ろうとなど思わない。
メロディを重視するとすぐに飽きると言ったが、
何回聞いても飽きない曲も中にはある。
複雑な構成になっているかなど関係するだろう。
ショパンやモーツァルトなどのクラッシック音楽が長く聴き続けられるのは、
曲の構造が複雑で飽きないからではないか。
もちろんそれらを聴かない私には良さがわからない。
私は教養のない直情型であることは当たっている。
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