ビックマックが小さくなった?
ぼくはマクドナルドに行くと必ずビッグマックを食べる。
マクドナルドのメニューの中では、とにかくビッグマックが好きで、
子供の頃からずっと食べている。
大学生になったあるとき、
ふとビッグマックが小さくなったのではないかと感じたことがあった。
子供のときに食べていたビッグマックはもっと大きかった。
マクドナルドがケチって小さくしたのか。
いや、おそらくそうではない。
ビッグマックが小さくなったのではなく、ぼくが大きくなったのだ。
話は変わって、いつも深みのあるいい話をしてくれる人がいる。
しかし、あるときからその人の話がつまらなくなってきたと感じた経験は
誰にでもあるだろう。
それは、その人の話がつまらなくなったのではなく、
あなたが人間的に成長して一回り大きくなったのだ。
体が成長して、ビッグマックが小さくなったのと同じ。
人間は何歳になっても内面は成長する。
人間の成長とは、どれだけたくさんのことを考えてきたかということだと思う。
何も考えずにぼーっと生きていると人は成長しない。
分野に関係なく、いろんなことに疑問を抱き、
考えれば考えるほど人間の深みが出てくる。
人間の深みとは年齢に基づくのではなく、
どれだけたくさんのことを考えてきたかによって決まるのではないか。
長く生きて、たくさんのことを考えてきた人は、より深みが増す。
そんな歳の取り方をめざしていきたいと考えると、年老いることも楽しみになる。
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