適菜収は革新右翼だろ?
猛烈に安倍政権を批判している作家の適菜収氏に対して、
私はツイッターで次のように書いた。
------------谷田川-----------------
安倍政権を激しく批判する適菜収という人の著書は読んだことがないが、
ざっと見た感じの印象では典型的な革新右翼のようだ。
西部邁の亜流だろう。
わかりやすく言うと「頭で考えた保守」。
私は保守でありたいと思うも、誰かの頭で考えた伝統などクソくらえなんだけどね。
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これはあくまで適菜氏に直接向けたのではなく、あくまで私個人の感想ツイート。
ところが、すぐに本人から以下のような私宛を含むツイートが発せられた。
適菜氏は私のことをフォローしてなかったと思うが、
なぜそんなに早く私の発言を知ったのだろうか。
エゴサーチ?
-------------適菜------------------
誰コレ、、、と思ったけど、『日本国紀』に関わっていたアレだった。
あの周辺、こんなのばかりですね。
少しでも私の本を読めば、
復古も革新もファシズムも全否定しているのがわかるのにね。
頭悪いのかな?
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いや、だから本を読んでいないと言っているじゃない。
なのに頭が悪いとまで言われた。
それに対して私の反論ツイートがこれ。
-------------谷田川----------------
あなたの本は読んでいないからね。
それを言われると仕方がない。
「新自由主義がー」と言っている人は、だいたい革新右翼だと言っているだけ。
弁証法的唯物史観の革新ではなく革新右翼ね。
「おれが考える保守」みたいなやつ。わかるかな。
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すると、適菜氏の発言がこれ。
-------------適菜------------------
なんか頭のおかしな人が絡んできたので、面倒なのでブロックしておきました。
雑魚を相手にする暇はないので。。。。
ハゲのラノベ作家が絡んできたら、相手にするかもしれないけど。
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ハゲのラノベ作家とは、百田さんのことだろうか、、、
確かに私は適菜氏についてのツイートをしたが、絡んでいったつもりはない。
むしろ、絡んできたのは適菜氏だろう。
なのに、適菜氏は私のことを頭がおかしいと言って、一方的にブロックしたとのこと。
そもそも私は適菜氏をフォローしていないし、適菜氏も私をフォローしておらず、
やり取りも1回ずつしかないので、何が面倒なのかよくわからないし、
ブロックする意味もわからない。
何か妄想を見ているのだろうか。
私が適菜氏を革新右翼だと評した理由は、
彼がネット上で書いていた安倍政権を痛烈に批判するコラムを読んだからだ。
要するに、「安倍は売国勢力に動かされている」といった陰謀論の類だ。
この典型が「種子法廃止は日本破壊工作だ」みたいな論調である。
適菜氏も御多聞に漏れず種子法廃止を問題にしている。
そもそも種子法廃止は、時代の役割を終えただけだ。
右翼の陰謀論派は、これによりアメリカから遺伝子組み換え種子が入ってくると
危機を煽るが、遺伝子組み換えは食品衛生法の分野での規制であり、
種子法とは何の関係もない。
適菜氏は、教養に乏しい圧倒的多数の人間をB層と言って警鐘を鳴らすが、
種子法廃止を売国政策と言って騒いでいる人が、
皮肉にもB層なのではないか。
安倍政権を必死で批判している右派勢力はしんどいだろうと思う。
ある意味絶望しているかもしれない。
古き良き世を偲んで。
心配しなくてもその人たちが望んでいるような未来は絶対に来ないだろ。
全く違う世の中が訪れて、その中で日本的なものが残っていく。
そうやってこれまでも日本の歴史は歩んできた。
せっかくなので適菜氏の著書を読んでみようと思い、
『問題は右でも左でもなく下である 〜時代への警告 』という本をAmazonで見ると、
御多聞に漏れず適菜氏も絶望していた。
その紹介文を読むと、
「日本は終わっていることに納得した僕は、
仲間と家族を大切にして子孫に託することにした」と書かれている。
右派勢力の理想とする日本は終わっているかもしれない。
彼らの理想とする日本を構築しようとすることをまさに私は革新右翼と評したのだ。
そして、私は誰かの頭の中で考えた世の中などクソくらえだと思っている。
古代日本からすると現代日本は別世界である。
世の中は変わっても、変わらず残る日本的なものがある。
太古の時代も、現代も、天皇は宮中で民の安寧を祈り、
国民は天皇を大切に思っている。
この日本の国体は特定の誰かが作ってきたのではなく、
長い年月をかけて自然に築き上げられてきたものだ。
これからも同じように自然と築き上げられていくだろう。
適菜氏は自分こそが正しい保守の思想をわかっていると思っているようなので、
適菜氏の著書を2冊ほど買い求めた。
正しい保守の思想とはどういうものか、
これから少しネタにさせていただこうと思う。
乞うご期待。
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