豊葦原の瑞穂の国
きゅうりのぬか漬けがあれば、ご飯3杯は食べられる。
しば漬け、梅干し、海苔佃煮、昆布なども同じ。
日本人が週に一度か二度、こういった食事をすれば
カロリーベースであっても食糧自給率も大幅回復。
日本食は世界の目指すべき理想型ともいえる。
伊勢神宮の神嘗祭に参加してきた。
神嘗祭は、その年の初穂を天照大神に奉納するお祭りで、
伊勢神宮の祭祀のなかでも最重要に位置する。
TPP推進者の論拠には、「GDP(国内総生産)1・5%の農業を守るために、
98・5%が犠牲になるのはおかしい」というものがある。
これはまったくのすり替えであって、輸出のなかで関税のかかる耐久消費財もまた
GDPの1・6%程度である。
ただし、それ以前にそういった人は一度、
伊勢神宮の神嘗祭に参加すればいい。
いや神嘗祭でなくても、神事に触れて、日本という国の成り立ちを学びなさい。
稲作は食料だけの問題ではない。
日本の国柄そのものに関わってくる。
『日本書紀』には以下のように記されている。
皇孫に勅して曰はく、
「豊葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。
いまし皇孫、就でまして治せ。
宝祚の隆えまさむこと、まさに天壌とともに、無窮かるべし」とのたまふ。
神嘗祭には天皇陛下が皇居で御自ら刈り取られた稲穂が飾られている。
日本は工業国になっても、日本人のほとんどは毎日米を食べる。
GDP比率などという唯物的にしか物事を考えられない人間は、
国のあり方を語る資格はない。
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