パチンコは社会の底辺に巣くう害悪

 


最近、肥満対策で毎日1時間30分程度、ウォーキングしているのですが、

ダウンロードしたチャンネル桜の動画をウォークマンに入れて、

歩きながら聞くということをやっています。

 

少し前に、「さくらじSATURDAY」でパチンコ問題について扱われていて、

それが非常におもしろかったです。

 

わたし自身は大学に入った当初、結構パチンコをやったことがありますが、

徐々に時間がなくなり、まったくやらなくなりました。

 

パチンコは社会の底辺にいる人たちに蔓延するというのは非常に納得ができる話で、

ある程度の年収や資産がある人は、

田舎を除いて、だいたいパチンコをやっていないような気がします。

数万円が稼げるかどうかということに、何時間も時間は使えないでしょう。

 

大学生のとき、数万円ゲットすれば非常にうれしかった記憶がありますが、

現在に至っては、勝てるかどうかわからない数万円程度のために、

財布の中の数万円を投入する意義がまったく感じられなくなりました。

 

以前、競馬の“ノミ屋”の客は、医者や企業経営者が多いという話を聞いたことがありますが、

所得の高い人にとって、パチンコはギャンブルにはならないのでしょう。

パチンコをギャンブルとする人は、構造的に無職の人や、フリーター、主婦などに集中するということです。

そしてカードローンなどにも密接に関わってくる。

 

換金システム以前に、パチンコ玉と賞品交換のシステムそのものに問題があって、

そもそもパチンコが、乱数による確率ではなく、

自分の実力で玉を弾いて賞品をゲットするシステムだったときの

名残を悪用したものだという話もすごく納得できました。

パチンコとまったく関係のない他のゲームを使って、

新たに景品交換システムの遊技場を作ったら、すぐに警察に摘発されてしまうでしょう。

そういう意味では、少なくともパチンコ屋のスロットマシーンを認めているのは絶対におかしい。

 

ところで、さくらじメインパーソナリティの古谷経衡さんは、小林よしのり氏に激怒していました。

「おぼっちゃまくん」は朝鮮系ではなく日系のパチンコメーカーから出したという

小林さんの言い訳が、特に腹立たしいという。

古谷さんによれば、パチンコは社会の底辺にいる人たち、弱者に蔓延させ、

中毒化させることが問題の本質であり、

日本人にそのような害悪を与えるようなものに関わっておいて、

「公論」や「祖先の名誉を守る」などあったものではないということです。

ましてや「天皇論」などもってのほかでしょう。

 

確かに以前、テレビでよく見かける宮崎哲弥氏が、広告に出るときは、

その分野や内容に気を遣うということを述べておられたことがありました。

小林さんご自身が「論画」を描いていると言っておいて、

パチンコメーカーに協力するというのは、理由が何であれ問題が大きいといえるでしょう。

 

魂を金で売ったと言われても、仕方がないところはあります。

その大きなマイナスを取り返すための焦りから、

いま道場をつくって必死になって「公論!公論!」と叫んでいるということなのでしょうか。

そして、「運動」を批判して、自分たちは“特別”であると言っている。

結局、それそのものが運動であるということすら気付いていないのがまた気の毒にすら感じられる。

自分たちが特別であると言った時点で、

その道場は、運動どころか、カルト宗教化しているともいえるのです。




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