プロパガンダの考察〜その2

 

 

----------小林よしのり----------

サンフランシスコ講和条約が発効し、日本が主権を回復すると、

BC級戦犯の名誉回復を求める国民運動が起き、

服役囚の即時解放を求める署名は4000万を超えた。

しかし、旧皇族の地位回復を求める運動はなぜか何も起こらなかった。

 (204頁)
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旧宮家の方々は占領軍によって皇籍離脱を強いられましたが、

犯罪人とされたわけではありません。

占領軍によって、法的根拠もなく犯罪人に仕立て上げられて

牢獄に入っていた人たちの解放を求める運動とは、

まったく異なる性質の問題となります。

占領軍によって作られた憲法を、戦後ずっと改正しなかったからといって、

占領憲法が正統であることとは別の話であることは誰にでも理解できるでしょう。

これもまた巧みなすり替え・プロパガンダであるということを指摘しておきたいと思います。





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