人間はしつこい

 


チャンネル桜の水島社長と日新報道の遠藤社長と

食事をさせていただいたときに、おもしろい会話がありました。

遠藤社長は会津の出身ということで、

戊辰戦争のときの薩摩・長州には、いまだにわだかまりが残っているそうです。

思わず「しつこい」と思った(笑)

その件について「京都出身の谷田川さんはどうですか」と質問され、

申し訳なさそうに、正直な気持ちを述べました。

「私は薩長派です」

 

家に帰ってみて、なぜ私が薩長派なのか、改めて考えてみました。

江戸時代に三百年近くのんびりしていたツケとして、

明治という大変な時期をむかえたときに、

伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、小村寿太郎、黒田清隆、山本権兵衛ほか、

きら星のごとく人材が登場したのは、ある意味奇跡だという思いから、

薩長は幕藩体制を倒して良くやったと評価しています。

しかし、もっと深く考えてみると、京都人をはじめとする関西人は、

豊臣贔屓だということがあります。

「関ヶ原」の西軍派であり、「大阪の陣」の豊臣派なのです。

したがいまして、京都人のしつこさは会津出身の遠藤社長どころではない。

いまだに「関ヶ原」での毛利の“馬鹿カルテット”には、腹立たしさもあります。

また直江兼継は、なんで小山会議のあと、江戸を襲わなかったんだ。

 

豊臣秀吉は、失墜していた皇室の威光を再興してくれた功労者ですし、

疲弊していた京都の町も蘇りました。

大阪も繁栄しました。

ところが徳川幕府が何をやったかというと・・・。

いずれ保守系に多い江戸時代礼賛者たちとは、戦わなければならない(笑)

 

ともかく、遠藤社長や私を見てわかるように、人間はしつこい。

中国共産党よ!

チベット人やウイグル人が、いずれ忘れると思ったら、大間違いだぞ。

彼らの屈辱は、会津人の比ではない。

何百年経とうが、いずれ仕返しをされるだろう。

血を超えた魂の継続。

ユダヤ人が二千年かけて、何をやったか、よーく見ておくんだな。





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