1996年、同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了(神学修士)。2001年3月同博士後期課程単位取得退学。
98年9月から99年4月までヘルシンキ大学神学部に留学していました。詳しくは留学日記をどうぞ。
<専攻>新約聖書学・初期キリスト教史
学会発表
- 1996年 第37回関西新約学会(関西学院大学)
「ヨハネ福音書における水」
- 1997年 第38回関西新約学会(西南学院大学)
「ルカ福音書における『振り返る』イエス」
- 1998年 第39回関西新約学会(梅花女子大学)
「使徒言行録における『バルバロイ』」
- 1999年 第40回関西新約聖書学会(活水女子大学)
「ヨハネ福音書6章の『民衆』の人物像」
- 2000年 第41回関西新約聖書学会(同志社大学)
「ヨハネ福音書における『大勢が信じる』」
- 2000年 第40回日本新約学会(立教大学)
「ヨハネ福音書における『大勢が信じる』」
- 2003年 第44回関西新約聖書学会(大阪キリスト教短期大学)
「ヨハネ福音書における対立」
- 2005年 第46回関西新約聖書学会(福岡女学院大学)
「ヨハネ福音書の救済論−ヨハネ10章をめぐって」
- 2005年 第45回日本新約学会(同志社大学)
「ヨハネ福音書の救済論−ヨハネ10章をめぐって−」
- 2006年 第47回関西新約聖書学会(関西学院大学)
「誰と共に死ぬのか − ヨハネ福音書11:16をめぐって」
- 2007年 第48回関西新約聖書学会(名古屋学院大学)
「ヨハネ福音書における接続法一人称複数」
- 2008年 第49回関西新約聖書学会(プール学院大学)
「ヨハネ福音書における二人称複数」
- 2009年 第49回日本新約学会(国際基督教大学)
「ヨハネ福音書5:19-30の救済思想」
- 2010年 日本聖書学研究所例会(日本聖書神学校)
「ヨハネ福音書8章の救済論」
- 2011年 第52回関西新約聖書学会(大阪日本橋キリスト教会)
「ヨハネ福音書7章の救済論」
- 2011年 第51回日本新約学会(ルーテル神学大学)
「ヨハネ福音書4:1-42の救済思想」
- 2011年 第5回ユダヤ学会議(同志社大学)
「福音書のユダヤ人―歴史か物語か」(会議ペーパー:CISMORユダヤ学会議 第5号(2011年)、59-73頁(英訳167-183頁))
- 2012年 第53回関西新約聖書学会(西南女学院短期大学)
「ヨハネ福音書3章の救済思想ーその提示方法を中心に―」
- 2012年 第52回日本新約学会(名古屋学院大学)
「ヨハネ福音書9章の救済思想ーその提示方法を中心に―」
- 2013年 2012年度日本基督教学会近畿支部会(神戸国際大学)
「ヨハネ福音書2章で語られる救済思想」
翻訳
- ダニエル・J・アダムス「キリスト教とイスラーム:パウル・ティリッヒの『文化の神学』再訪」『福音と世界』2002年7月号〜8月号
- R.ジュウウェット/J.ローレンス「十字軍の伝統と対イラク戦争」『福音と世界』2003年4月号
- W. R. テルフォード(嶺重淑・前川裕訳)『マルコ福音書の神学』新教出版社、2012年
- E. ギューティング(前川裕訳)『新約聖書の「本文」とは何か』新教出版社、2012年
他に興味のある分野は、新約聖書文献学・本文批評・死海文書・ナグ=ハマディ文書・教会教父学などです。
最近は、「キリスト教とは何か」を考えています。つまり、キリスト教とはイエスのみのものか、パウロや後の教会会議の決定も含むのか否か、という問題です。私は325年の公会議の時点のものを「キリスト教」であると考えています。すなわち、イエスだけではキリスト教ではない、と。ご意見ある方、遠慮なくどうぞ。