季刊まちづくり27 都市計画よ地域主権型まちづくりの進路を示せ・ご感想

都市計画よ!
地域主権型まちづくりの進路を示せ

セミナー参加者の声

2010年10月20日@東京

■アンケートでのご意見

Sさん(行政)
 こういう形態のセミナーは初めてで正直とまどいましたが、このフランクでゆるっとした感じのセミナーも面白いです。

 仕切りが今ひとつ慣れていないのもいいではないですか。

 松本さん、鈴木さんの話が実態にそくしていて大変勉強になりました。ありがとうございました。

Mさん(社会人の大学院生)
 瀬田先生による都市計画学そのものの危機(日本における)の指摘が興味深かった。「開発圧力の制御」の制度疲労という柳沢先生による指摘、コミュニティガーデン制度。

Kさん(行政orコンサル)
 東京でも、このような機会を増やしていただくと良いと思います。

 今日の議論を実現するため=ロードマップを開ける機会があれば(マスタープランはどうあるべきか、住民の理解力UP、そのための行政の役割など…)

Yさん(市民団体)
 季刊まちづくりを読んできましたが、やはり難しくてたいへんでした。先生方、参加者の方の「市民に勉強してほしい」というお言葉に叱咤激励いただいたと思って、学ぶ機会を得ていこうと思います。

Oさん(行政)
 予習をよびかけていたわりには、前段の各パネリストのプレゼンが長かったのが残念でした。後半は非常に面白かったです。

Sさん(行政)
 全体の議論の流れをみだしたみたいで恐縮しています。都市計画等事業執行側の者として普段のうっぷんを少しは晴らせたと思います。

 松本先生のお話の中であった都市計画法を超えた上位概念は、私も必要と感じました。

 また、松本先生及び柳沢先生より激励頂きありがとうございました。

Iさん(大学)
 報告書の本音が聞けてなかなか有意義なセミナーだったと思います。

Sさん(大学)
 法律の議論は、制度の存在意義の考察に直結するので、大局的な話も、個別の事例の話も大変参考になった。


■メールでいただいた感想

Sさん(行政)
 先日は勉強会を主催していただきありがとうございました。

私にとって意義のある勉強会となりました。

 先日のアンケートで書けなかった事を少し書いてみたいと思います。

 まず、柳沢先生に対してですが、全ての地域の都市計画区域の決定と市町村への主体としての計画決定を行うということに対して、私も賛成します。無指定という法の網が無いことに対しての不安は、私も感じておりますし、保全という立場から規制をかけることは、松本先生がおっしゃっている憲法で規定されている公益が優先されるべきで、それが将来の日本のまちの姿を決めるものと思うからです。そういう意味で柳沢先生の懸念は、現場にいる私にとってしみじみ感じる所です。開発に組するツールとして都計法が改正されることを希望します。

 次に、鈴木氏については、都市計画税のお話をされていましたが、私個人としては柔軟な思考で総合庁舎と公園の配置を都市計画変更で変更し、施設を更新したことをお聞きしたかったです。このような都市計画の更新はこれから増えていくと思いますし、優れた事業であると思いました。

 それから松本先生ですが、規制=不利益ではなく、規制=利益となることは私も実感する所で、一般の方々になかなか理解していただけないのは残念な所です。また、都計法の上位概念が理解されるべきで、その辺りも常々感じている所です。個人的には勉強会を開いて多くの人にわかって貰いたい所です。そして、プレゼンスを上げていきたいと思います。

 最後に北村先生ですが、いつも地方自治体に対して励ましとなる法律解釈をして頂き、 心強い限りです。 また、法令の追加としての法律実施条例の策定が実行力のあるものとして沢山利用できるようになると良いと思いました。

 感想をつらつらと書いてしまいましたが、個人的には諸先生方から叱咤激励を頂いたような勉強会であったと思います。これからも引き続き講座が開かれることを希望致します。

 ありがとうございました。

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