学芸出版社

 

まちづくり市民事業

新しい公共による地域の社会経済運営の展望


佐藤 滋 氏/久 隆浩 氏

2011.05.20

クレオハウス 尾道
多主体が連携した市民事業による高齢者向け住宅クオレハウスと地域サロン銀座リビング(鶴岡)(鈴木進提供) NPO尾道空き家再生プロジェクトの拠点があり、再生建物や路地、中庭が連接した三軒家エリア(尾道)(真野洋介提供)


趣旨

 まちづくり市民事業とは、自分たちで事業を立ち上げ、運営し、持続できるだけの利益をあげならが、まちづくりを進めていこうというものです。
 たとえば、採算性をきちんと確保して、まちづくりに役立つ事業を進める。あるいは収益性のある事業を行いながら、赤字がちのまちづくり部門を支えるといった姿です。
 果たしてこのような市民事業が大きく広がり地域運営の第三の道を切り開くことはできるのでしょうか。
 この春に『まちづくり市民事業』を上梓された佐藤滋さんをお迎えしお話いただいたあと、熟議の仕掛け人として久隆浩さんを迎え、協働による地域マネジメントの可能性を探ります。
 奮ってご参加ください。また議論への積極的なご参加をお願いします。
 久さんは永く市民主体のまちづくりに取り組まれ、特に八尾市東山本地区のラウンドテーブルは地域経営の仕掛けとして注目されています。また今秋発行予定の「新しい都市計画教科書」(都市計画学会関西支部)のリーダーとして、「造る都市計画から成るまちづくりへ」を主軸に執筆中です。
前田 裕資

 

 本セミナーの記録はHPで公開したり学芸まちづくり新書(電子版)に収録する場合もございます。その際、皆さまのご質問、ご意見も掲載させていただく可能性がございますので、予めご承知おきください(ご希望により匿名と致します。電子版を出版したおりにはご発言の方には無料で差し上げます)。
※(追記)本セミナーの内容をまちづくり新書004として刊行しました。

 


□主要プログラム

○問題提起

 まちづくり市民事業〜地域の社会経済運営の第三の道〜
 佐藤 滋(早稲田大学教授・建築学会会長)

○熟  議

 熟議仕掛け人 久 隆浩(近畿大学) ほか会場の皆さま

○テキスト

・『まちづくり市民事業〜新しい公共による地域再生』(11年3月31日発売)
・『季刊まちづくり29号 特集「まちづくりから地域マネジメント戦略へ」』(好評発売中)

□日時/場所/会費

11年5月20日(金曜日)18時開場、18時30分〜20時30分頃まで
京 都学芸出版社3階
       京都市下京区木津屋橋通西洞院東入
       京都駅より徒歩約5分 お車での来社はご遠慮ください。

交流会/同会場等にて簡単な交流会を予定(ご希望者のみ)
会 費/1000円、定員60名(先着順)
    (交流会費用は別途1000円、定員30名)

□参加申込

メールアドレスは正確にご記入ください。

まちづくり市民事業京都セミナー
ご 氏 名
所  属
E-Mail
交流会参加  交流会参加費は別途1000〜4000円予定。参加ご希望の方は○とお書きください。
ML登録 都市計画・まちづくり・地域再生に関わる新刊書、イベント案内をお送りしています(matiza_ml)。要・不要をお選びください。既にお受取の方は送付希望のママでも重複してお送りすることはございません。
送付希望 送付不要 登録済み

    また上記ボックスでの送信に不具合がある時は下記にメールまたは上記をファックスください。
    前田裕資 maeda@mbox.kyoto-inet.or.jp/FAX 075-342-2605/Tel 075-342-2600


○関連セミナー

・「東日本大震災・復興まちづくりを考える〜私たちは何ができるのか、ともに考える〜」佐藤滋、鳴海邦碩ほか、2011年5月20日、午後2時半〜5時半
・「建築・都市計画の新しい職能〜「まちづくり市民事業」と「都市をつくる仕事」から〜」川原晋、山崎義人、武田重昭 2011年5月17日6時半、京都・学芸出版社

○関連資料

・佐藤滋編著『まちづくり市民事業』(2011.03.31刊行、3400円+税)
・蓑原敬編著、佐藤滋ほか著『都市計画 根底から見なおし新たな挑戦へ
 同書の出版にあたってのインタビュー 「佐藤滋さんに聞く」
担当編集者のブログ

○略歴

佐藤 滋(さとう しげる)
本のカバー
まちづくり市民事業
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49年千葉県生まれ。73年早稲田大学理工学部建築学科卒業、90年早稲田大学教授に就任。工学博士。早稲田大学都市・地域研究所・所長として、自治体、民間セクター、市民まちづくり組織と実践的な共同研究を行い、市民と専門家が連携する新たなまちづくりの方法の確立に取り組んでいる。日本建築学会会長、工学博士。主な著書、共著に『図説・城下町都市』(鹿島出版会)、『地域協働の科学』(成文堂)、『図説・都市デザインの進め方』(丸善)、『大震災に備える1、2』(編著、日本建築学会叢書)、『まちづくりデザインゲーム』『都市計画 根底から見なおし新たな挑戦へ』(学芸出版社)『まちづくり市民事業』(2011年3月31日刊行、学芸出版社)など。

久 隆浩(ひさ たかひろ)
1981年大阪大学工学部環境工学科卒業。86年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程環境工学専攻修了。(財)21世紀ひようご創造協会主任研究員、大阪大学助手、近畿大学理工学部助教授(土木工学科)、教授(社会環境工学科)を経て、近畿大学総合社会学部教授(環境系専攻)、近畿大学国際人文科学研究所教授(兼任)。工学博士。主な著書に『都市デザインの手法』(共著、学芸出版社)『21世紀の都市像−地域を活かすまちづくり』(共著・古今書院)『学生のためのボランティア論』(共著・大阪ボランティア協会)『自治都市・大阪の創造』(共著・敬文堂)など

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