まとめとして、多分野の専門家との協働による復興支援の重要性を指摘したい。例えば建築/都市の専門家は集会場などの共同スペースの必要性を提言している。他方介護看護の専門家はコミュニティケアの拠点が強く求めており、厚生省も整備に乗り出した(2011年4月20日)。ケアの専門家からは高齢者にはオーバースペックの仮設住宅も多く、他方でケアが必要なときにはその拠点をつくれないとの課題が指摘される。上述のとおり共同スペースも、ケアの拠点も共存可能であり、ソフト事業が展開されるコミュニティインフラ整備も建築/都市の専門家の役割である。被災地支援のために様々な分野で必要とされる機能を、統合的に提供することが早期の復興のためにも重要である。
詳しい提言内容は東京大学高齢社会総合研究機構「東日本大震災復興まちづくり提言~Aging in Community ケアタウン構想」を参照