大人達の棲家になって消えた公園 97年春頃、 大阪西成区の中心、 新今宮駅に近接して奇麗な児童公園が完成した。 朝夕の車窓下に見える公園は、 いつも子供たちで賑わっていた。 そのうちパーゴラやブランコを構造体にブルーシートが張られ、 青い家が増えていった。 99年春頃、 すっかり子供たちの姿をみかけなくなった。 2001年春頃、 公園がなくなっていた。 長谷川弘直(都市環境計画研究所)