かたちと関係の風景デザイン
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住民が受け継ぎ育てる花のある風景

鳳コンサルタント 堤 肇

 

 

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 震災復興住宅のシンボルプロジェクトであるHAT神戸灘の浜の計画に参加した。 そこで、 住民のコミュニティ空間と災害時の一時避難場所の確保を目指して配置したひろばの1つがこの“はなのひろば”。

 その後の設計では、

などを組み込み、 地域のメインひろばとして設計されている。

 入居開始後には、 緑の手入れを通じてコミュニティの形成と環境の向上を目的とし、 住民たちで緑を育てるガーデンクラブの立ち上げの支援も行った。 今でもこのガーデンクラブが四季折々の草花を育て続け、 このひろばには、 子どもからお年寄り、 老人ホームの方まで、 地域中の人たちが集まってきている。

 その後行った住民アンケートでも、 ここが地域内で最も愛着あるひろばとして挙げられており、 名実共に、 地域共有の花のある都市風景となっている。

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